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2024年08月23日 13:32 / 施設・機器・IT
いすゞ自動車と三菱商事は、経済産業省の2023年度補正予算「グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN加盟国)」に採択され、来年度よりタイでバッテリー交換式ソリューションの実証を進める。
実証では、いすゞが昨年10月にジャパンモビリティショーで初披露したバッテリー交換式ソリューション「EVision Cycle Concept」の実機を活用。
バッテリー交換式ソリューションは、車両のバッテリーと充電済みのバッテリーを数分で交換可能。そのため、充電による待機時間(ダウンタイム)の発生を回避できる。加えて、車両とバッテリーを分離することで、バッテリー単独でのエネルギーマネジメントなどの運用が可能となるため、再生可能エネルギーの効率的な活用など、さまざまな社会課題の解決も期待される。
この実証事業にあたっては、いすゞと三菱商事に加え、両社の現地法人で、実際に実証を行う「泰国いすゞ自動車」および「トリペッチ いすゞ セールス」、そしてカーボンニュートラルへの取り組みをサポートする「CJPTアジア」の5社が連携し、活動を推進していく。
今回採択された「グローバルサウス未来志向型共創等事業」は、グローバルサウス諸国が抱える課題を解決することを通じて、当該地域の市場の成長力を生かし、グローバルサウス諸国との経済連携を強化することや、事業実施国に貢献することを目的としたもの。さらに、日本国内のイノベーション創出につなげ、国内産業を活性化することを目指している。