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2024年08月26日 14:35 / イベント・セミナー
横浜ゴムは8月24日・25日、静岡県沼津市で「消費財・生産財タイヤサービス技能コンテスト全国大会」を開催した。
このコンテストは、横浜ゴムグループ全体に「安心・安全・正確・効率良く」を定着させ、高度なサービス技能を提供し続けることを目的に、新型コロナの影響による中断をはさみながら、2015年から開催されているもので今回が7回目。これまでは生産財(トラック・バス用タイヤ)のみで行われていたが、今回から新たに消費財(乗用車用タイヤ)も加えられ、全国の予選を勝ち抜いた生産財10名、消費財8名の選手が参加した。
コンテストは1日目が商品知識や作業知識が問われる筆記審査、2日目は来店客の情報を正確にヒアリングし、標準作業に沿った各種作業ができているかを評価する接客・実技審査を実施。筆記審査3割、接客・実技審査7割の合計得点で腕を競った。
生産財部門の接客・実技審査は、フロントタイヤ(左右どちらか1本)に傷があり、バーストの危険性があるので1本交換するというもの。
「接客」の主な審査項目は、前回同様、お客様のお出迎え・お客様情報の確認・積荷情報の確認・待合室への案内・作業報告・送り出しとなるが、新たに「啓蒙」をプラス。脱輪事故を防止すべく、増し締めの必要性をお客様にいかに伝えるか、ポイントの一つとなっていた。
「実技」はジャッキアップ・取り外し・エアー抜き・リム解き、組み・空気充填・清掃作業・本締め・安全点検など。45分の制限時間の中で、正確かつスピーディな接客と作業が求められる厳しい内容であったが、各選手ともスムーズにこなし、「今年はレベルが高い」との声が、会場の各所で聞かれるほど。
<タイヤ交換の実技審査。使用車両はUDトラックスのクオン・トラクタで、タイヤは「710R」。サイズは295/80R22.5>
生産財営業部の今井英輔部長は、生産財部門の実技審査について「回数を重ねたことで、実技は完璧に近い。このレベルの人材をどんどん増やしていくことで、目標に近づく」と評価。一方、特にトラックのタイヤ交換作業は作業者への負担も大きいことから、TBR事業部の湯本光行事業部長は「最近はICTやAIなど、人が直接関わらないビジネスが注目されているが、タイヤはまだまだ人のサービスが避けられないビジネスであることは間違いない。その中で少しでも軽量化や自動化、省人化に向けた技術開発を続けていく。それらを早くサービスコンテストにも取り込みたい」と今後への期待を語った。
生産財部門の結果は、ヨコハマタイヤサービス(YTS)双葉・白山店の岩崎一粋さんが優勝。YTS双葉は、昨年に続いて同コンテスト2連覇となった。「今回連覇することができ、とても嬉しい。この結果はスタッフや会社の皆様のおかげです。今後もいろいろと学んでいきたい」と岩崎さんは喜びを語った。
なお、準優勝はヨコハマタイヤセンター滋賀の大西達也さん、3位には中部タイヤセンターの岩田拓也さんが入賞。また消費財部門は、タイヤガーデン東京の井上和之さんが優勝、ヨコハマタイヤサービスの明田英士さんが準優勝、司興産の石田和也さんが3位に入賞した。
<左から横浜ゴム宮本知昭取締役乗務執行役員、中部タイヤセンター・岩田拓也さん、YTC滋賀・大西達也さん、YTS双葉・岩崎一粋さん、平田実タイヤ国内リプレイス営業本部長代理>