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2024年10月21日 16:45 / 労務
陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)は、「2024年度陸上貨物運送事業年末・年始労働災害防止強調運動」を12月1日から来年1月31日まで全国で実施する。
陸災防では「陸上貨物運送事業労働災害防止計画」(2023年度~2027年度)で、前計画期間中に比べて死亡災害件数、死傷災害件数とも5%以上の減少を目標としているが、今年8月までの労働災害発生状況は死亡者数が6.3%増、死傷者数も1.8%増と、ともに増加している。特に「墜落・転落」が依然として多発しているほか、「激突され」も増加傾向にあり、これらの災害に対し、より一層強力に取り組む必要があるとしている。
また、陸運業では長時間労働による過労死等も問題となっており、改正された改善基準告示の周知など、これを予防するための取り組みも推進していく必要がある。
このような背景から、「年末・年始労働災害防止強調運動」では、荷主等と陸運事業者との連携強化・協力促進協議会の開催や、トラック荷台等からの墜落・転落および転倒に係る災害を対象とした荷役労働災害防止対策コンサルティング事業の実施、安全教育の実施など荷役労働災害防止対策を推進する。
また、「交通労働災害防止のためのガイドライン」の周知や担当管理者教育などを実施するほか、各種セミナーや健康診断の実施などの取組を推進していく。