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2024年11月26日 15:04 / 施設・機器・IT
豊田合成は、スマートフォンの3Dセンシング機能(LiDAR)を活用し、トラックの積載量を容易に算出できるシステムを開発した。
このシステムは、製品納入時における輸送効率向上の取り組みの一環として開発したもの。
同社では、トラックの配車計画時に、顧客であるカーメーカーの各工場の生産量に応じて最適化するため、積載量の定期確認を行っている。しかし、各運行路線の担当者による目視での荷台確認では、判断基準のばらつきや確認可能なトラック台数が限られるといった課題があった。
このため、AIと固定カメラを活用した24時間体制の自動荷量算出システムを2023年に開発し、同社製品の輸送の6割を担う2つの物流拠点に導入、積載率を高めてきた。
今回、新たに開発した荷量算出システムは、スマホ内で処理が完結するため使用場所の制限がなく、LiDARスキャナによる高精度な算出も可能。同社ではこのモバイル方式のシステムを活用し、輸送の残り4割を占める国内に分散する生産拠点からの直納ルートなどにも輸送効率の向上の取り組みを広げていく。