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2025年02月05日 17:48 / 施設・機器・IT
ナビタイムジャパンは2月4日、道路交通分析システム「道路プロファイラー」に3つの新機能を追加した。道路単位の渋滞状況や、出発地・到着地の分析、施設情報を考慮した分析が可能になった。
「道路プロファイラー」は、ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリ(『カーナビタイム』『NAVITIMEドライブサポーター』『トラックカーナビ by NAVITIME』)において、同意を得たユーザーの自動車プローブデータを取得し、そのデータをもとに全国の道路を対象とし、自動車の平均速度、走行経路、所要時間を、Web上で集計・可視化できる分析システム。
今回、「区間速度分析(速度モザイク図)」「OD分析(自動車の出発地・到着地分析)」「地物情報アップロード機能」の3機能を追加した。
既存の速度分析機能では、リンク旅行速度分析として、指定した二次メッシュ(10km×10km四方)内に含まれる全道路の平均旅行速度を分析してきた。
新機能の「区間速度分析」では、特定の交差点間など、道路区間単位での分析ができる。また、集計結果を道路区間別・時間帯別に色分けした「速度モザイク図」として表示する。これにより、道路整備の効果検証や慢性的な渋滞箇所の把握・抽出などに活用できる。
上図は国道6号 水戸街道における区間速度分析結果で、30分単位の区間速度を見ると、「旧日光街道入口」交差点付近が赤く表示されていることから、速度が低下し、渋滞が発生していることが分かる。
「OD分析」は、これまで出発地または到着地をメッシュ(10km・500m単位)単位での分析が可能だった。新機能では、特定の道路(リンク)を通過した自動車の出発地・到着地も分析できる。市町村単位で出発地・到着地のペア、あるいはそのいずれかを表形式で表示する。これにより、商圏や移動範囲など、道路の利用特性を狭域・広域で詳細に把握することが可能となった。
上図は国道135号 熱海市付近におけるOD分析結果。対象道路を通過した自動車の多くが神奈川県内の各市区町村を出発し、熱海市内あるいは伊東市内を目的地としていることが分かる。
「地物情報アップロード機能」は、「道路プロファイラー」の各分析結果(リンク旅行速度・断面交通流・発着地分析)画面において、地点や施設情報を重ねて表示できる機能。地点や施設情報は、利用者が用意した任意の地点に関する緯度経度を羅列したCSV形式のファイルをアップロードすることで追加できる。これにより、特定施設周辺の渋滞状況や自動車による来訪傾向を可視化できるため、自治体や建設コンサルタント業界、店舗開発を中心としたマーケティング業界で活用できる。
■道路プロファイラー
https://data.navitime.co.jp/roadprofiler/