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2025年05月30日 15:51 / 労務
Proud Partners(東京都新宿区)は5月29日、ウズベキスタン政府と、運送業向け特定技能人材育成に関する覚書(MOU)を正式に締結し、6月より「運送業向け特定技能人材育成プロジェクト」を本格的にスタートさせる。
<5月29日の調印式 (左)Proud Partners鈴木竜二代表取締役、(右)ウズベキスタン共和国 内閣府移民庁 B.ムサエフ長官>
プロジェクトでは、8ヶ月間の日本語・運転技能教育を通じ、日本の交通ルールを前提とした安全運転を徹底指導し、即戦力となる外国籍ドライバーの育成を目指す。日本の道路標識や交通ルールの徹底理解をはじめ、長距離運転時の疲労管理、悪天候時の安全運転、都市部での駐車技術などの運送業特有の課題を網羅したカリキュラム、大型車両の実務的な運転技術の習得など、座学と実地訓練で習得させる。
同時に、ドライバー人材の補強を目指す国内運送企業との提携も進めており、提携先企業のトラックドライバー育成を目的とした学校運営プロジェクトも開始する。
両プロジェクトにより、各運送企業に応じた安全教育や社内ルールの周知等が8カ月のうちに実施可能となり、国内運送企業にとっては一層安心安全な特定技能人材(トラックドライバー)の採用が可能になる。
ウズベキスタン共和国の内閣府移民庁ムサエフ長官は今回のプロジェクトについて「日本での待遇がポーランドやリトアニアなど他国に比べても遜色のない水準であれば、ウズベキスタンの人々にとって大変魅力的な選択肢となる」とコメント。
「ウズベキスタンでは現在、国内のドライバー不足は深刻ではないが、若者が海外で高い水準の仕事に就き、安定した生活を送ることは、本人だけでなく家族や社会にも良い影響をもたらす。犯罪の抑止や社会の健全化にもつながる」と期待を語っている。