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2025年06月27日 17:54 / 経営
中野洋昌国交大臣は6月27日の大臣会見で、「置き配を標準とする検討を行う」という一部報道を否定した。国交省では、6月25日に「第1回ラストマイル配送の効率化等に向けた検討会」を開始し、置き配などの多様な受取方法の普及などを議論している。
中野大臣は、「6月26日、『ラストマイル配送の効率化等に向けた検討会』の第1回目を開催した。置き配などの多様な受取方法の社会全体への普及・浸透や宅配サービスのあり方の変革、地域における配送等の共同分担や新たな輸送手段の活用、そして地方自治体の役割などについて、議論を行った。検討の中で、置き配については、国土交通省が定める『標準宅配便運送約款』において、従来からの対面受取りに加えて、置き配などの多様な受取方法を、受取りの際の選択肢の一つとしてどのように位置付けるかについても、議論を開始した」と述べた。
続けて、「一方で、『置き配を標準とする』検討を行うという最近の報道がありまして、これは私も承知していますが、少し皆さま誤解されている部分が多いのではないかと思っているところがある。検討会において、標準的な受取方法として、従来からの対面受取りに代えて、これを置き配のみを限定して標準約款に位置付けるという検討を行うものではない。あくまで対面の受取りに加えて、置き配などの多様な受取方法を受取りの際の選択肢の一つとしてどう位置付けるかという議論をしている。検討会での議論に加えて、置き配に係る盗難リスクなどに対する国民の皆さまの様々な声があるので、これを踏まえながら本年秋頃を目途とする取りまとめに向けて、再配達率の削減を含めたラストマイル配送の効率化に関する施策の深度化に向けた検討を進めていきたい」と一部報道を否定した。
また、「追加料金の議論に関しては、今後多様な受取り方を検討していく中で、まず置き配の位置付けをこの検討会の中で定めた上で、その位置付けの中でどのような扱いをしていくかといったところを定めるので、すぐに料金化といったような議論ではない。これからの検討会の中でまさに様々な有識者の方から御意見を頂きながら、定めていくものだと認識している」とコメントした。