2024年問題調査/7割が影響を実感、対応はパレット輸送・企業間連携にシフト
2025年07月24日 10:35 / 経営
ユーピーアール(東京都千代田区)が実施した「物流の2024年問題」に関する調査で、企業の7割が「人手不足」「コスト圧力」「業務効率」といった課題の影響を実感していることがわかった。
この調査は、倉庫/運輸、メーカー、卸など843名を対象に、今年2月27日~3月21日にオンラインで実施したもの。
その結果、「物流の2024年問題」に対しては、全体の69.5%が事業への影響を実感していると回答。物流の当事者である「倉庫/運輸業」だけでなく、荷主側の「メーカー」や「卸売業」も影響を認識しており、サプライチェーン全体に広がる課題であることが浮き彫りとなった。
フリーコメントでは「運賃・物流費の高騰」や「車両・チャーター手配困難」といった声が多い。また「直近で解決すべき具体的な課題」としては、「人手不足」(56.1%)と、荷役作業の負担となる「手積み手下ろし(手荷役)」(50.8%)が二大課題として挙げられている。
一方、「今後3年間を見据えた課題認識」について、3年前に実施した調査との比較すると大きく変化。今後3年間で自社が検討すべき物流課題の有無について「ある」と回答した企業は87.2%にのぼり、3年前(79.8%)から7.4ポイント上昇している。また課題については、「人手不足」(67.3%)で、3年前(50.0%)から17.3ポイントも急増。さらに単なる人手の「量」の問題だけでなく、「能力ある人材の不足」や「後進育成」といった人材の「質」に関する課題に対する指摘も増加した。
また、企業が検討する対応策にも変化が現れている。将来の対応策として「パレット輸送の推進」を挙げる企業は48.6%にのぼり、3年前(25.4%)から23.2ポイントも大幅に増加。荷役の効率化と標準化が、人手不足を解消する切り札として強く期待されている。さらに、「外部パートナーや物流会社同士との連携」(39.3%)が対応策の上位に浮上。フリーコメントでも「共同配送」等が寄せられ、協調によって活路を見出そうとする動きが活発化している。
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