日野自動車/三級自動車ジーゼル取得を支援する養成施設を開設、受講者の声を公開
2025年10月06日 15:56 / 経営
日野自動車は、日野販売会社メカニックの自動車整備士検定合格を支援する養成施設「日野自動車21世紀センター特定分教場」をこのほど開設し、8月20日~9月26日に講習を実施。受講者の声を同社サイトで公開した。
「日野自動車21世紀センター特定分教場」は、ディーゼルエンジンで動く普通自動車などの基本的な整備ができる資格「三級自動車ジーゼル・エンジン」の未取得者に対し、座学や実技研修を通じて、自動車整備士技能検定の合格を支援するもの。今回の講習には、日野販売会社と日野から第1期生として5人が参加した。
三級自動車ジーゼル・エンジンは、最少催行人数割れ、希望する資格区分の講座が未開催、定員オーバーなどの理由で地元の講習所で受講できない場合があるが、日野が養成施設を設けることで受講機会を安定的に確保でき、顧客の車両の稼働を支えるメカニック人財の増強を後押しする。
また講習期間が一般的な講習所のおよそ1/6の約1カ月間と短いため、受講生が短期集中で効率的に知識技術を習得でき、販売会社のニーズに合わせて繁忙期を避けた時期に開講できるのが特徴。
講習は座学と実技を実施し、実技研修では、実務に使う工具や部品を実際に手にして整備方法を学ぶ。「座学と実技の講義が交互にあるので理解しやすい」「職場ではまだ担当していないエンジンの分解・組立てを経験できるのでとても興味を持って楽しく学べている」と受講者からも好評だった。
今回受講した岐阜日野自動車の河地佑記さん(2024年入社)は、「年齢が近い同じ境遇の人が集まっていて、一人で地元の講習に通うよりも刺激を受けた」とコメント。また島根日野自動車の白石涼太さん(2024年入社)は「講習の理解度を測る中間テストの前には、受講者のみんなで教え合いました。地元の職場には同期や同年代がほとんどいないので新鮮な経験だった」と感想を語っている。
最新ニュース
一覧- いすゞ自動車/「統合報告書2025」の重要ポイントを紹介する解説動画を公開 (11月07日)
- ボルボ・トラック/燃料消費とCO2排出量を削減する新世代のストップ・スタート機能を発表 (11月07日)
- 両備トランスポート/ジャパントラックショーに2台のゴールドRが参加、来場者にアピール (11月07日)
- 東海電子/「e点呼セルフTypeロボケビー」が業務負担軽減に貢献、アンケート結果を発表 (11月07日)
- ドラEVER/ドライバーの転職活動を効率化する新機能「自己PR自動生成」を提供開始 (11月07日)
- NBSロジソル/従業員が認め合う環境構築、社内ポイント制度「TwooCa」導入 (11月07日)
- ファービヨンド/トラックドライバー向け「安心休息マップ」で物流業界を支援 (11月07日)
- 映画「運送ドラゴン」/運送業界の社会問題描く話題作、12月に奈良で年内最後の上映会 (11月07日)
- 重量超過車両/基準2倍超過「軸重20トン」1台で、道路橋に4096台分の影響 (11月07日)
- 国土交通省/金子大臣「運輸事業振興助成交付金制度は輸送の安全・適正化に欠かせない制度」 (11月07日)
- 都道府県警察/11月の公開交通取締り情報更新、速度違反などを取締り (11月07日)
- 新名神/12月8日から甲賀土山IC~草津JCTで夜間通行止めを実施 (11月07日)
- 山陰道/11月19日から1月20日まで松江道路の一部区間を夜間全面通行止め (11月07日)
- 近畿地域5機関連携/荷主向け「改正物流効率化法説明会」12月19日オンライン開催 (11月07日)
- 公正取引委員会、四国運輸局/高松道のSA・PAでトラックドライバーに聞き取り・周知を実施 (11月07日)
- 四国運輸局/11月「過積載防止強化月間」根絶街頭キャンペーン実施 (11月07日)
- 関東地域連絡協議会/「首都圏大規模同時合同取締」全20カ所で違反車両27台に行政指導 (11月07日)
- 外国人ドライバー採用/3割の企業が増員予定、一方で日本語能力や交通安全意識に不安も (11月06日)
- 業務中サングラス着用調査/消費者の8割は賛成、ドライバーは過度に懸念 (11月06日)
- 古河ユニック/佐倉工場で見学会を開催、大学生・大学院生のキャリア教育を支援 (11月06日)


