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2025年10月17日 16:21 / 労務
人材サービスのアズスタッフ(東京都新宿区)は、このほどネパール人特定技能ドライバー教育事業を開始した。
同社は、教習指導員の国家資格を有する日本の元自動車教習員をネパール現地に常駐させ、特定技能ドライバー候補者に40時間の学科教習と40時間の技能教習を実施する。日本人が新規で免許を取得する時間と同等以上の学習時間になるという。
このため、採用を希望する運送企業は、面接時に一人一人の運転技術をチェックすることができ、既に5社が現地を訪れ30名以上を内定、これからの面接予定を合わせるとすでに50名以上が入国の準備を行なっている。
特定技能制度では2024年3月に自動車運送業が追加されたが、現状はあまり浸透していないのが実情。リスクが懸念されることや、業界での利用実績が少なく情報が少ないことが要因と考えられる。また、特定技能で受け入れられる国は東南アジアを中心に17カ国あるが、どこの国が良いか選定も難しい。
アズスタッフはネパールを選定した理由として、日本への就業希望者が多く、またハンドルや道路の走行方向が日本と同様、性格も穏やかで日本人に近しく、宗教的な制限が少ない点を挙げている。
なおアズスタッフでは、ネパール国内で日本語学校9校を運営し、常時2000名以上の日本語教育を行い、ネパールで唯一JPT日本語能力試験を実施できるKizuna H.R. Solutions Pvt.Ltdと提携してドライバー教育を行っている。