重量超過車両/基準2倍超過「軸重20トン」1台で、道路橋に4096台分の影響
2025年11月07日 17:08 / 経営
関東地方整備局、関東運輸局、NEXCO東日本、NEXCO中日本などで構成する「大型車通行適正化に向けた関東地域連絡協議会」は11月7日、重量超過車両による走行が道路にもたらす影響を公表した。
連絡協議会によると、重量超過車両による道路橋の劣化への影響は、重量(軸重)の12乗に比例する。軸重が基準(10トン)の2倍超過して走行した場合、道路橋(RC床版)に対しては、たった1台が軸重10トン車の約4000台分以上の走行に相当し、老朽化した道路インフラに対して多大な影響を及ぼしている。また、重量超過車両の走行は、交通事故につながりやすく、道路交通への影響も甚大となる。
無許可のセミトレーラ横転により、積荷が落下。国道が約12時間の通行止めとなった上、ガードレールや照明灯も損傷した特殊車両の重大事故事例もある。
11月6日、連絡協議会を構成する道路管理者が中心となり、関東・甲信エリアにおける警察、運輸支局の大型車両の走行に関係する3者の連携を深め、首都圏の全20カ所で、首都圏大規模同時合同取締を実施した。今回、合同取締に合わせて、重量超過車両による走行が道路にもたらす影響などを公開した。
道路インフラは高度経済成長期に集中して建設され、老朽化が進行している。2035年には、橋梁の約65%が建設後50年を経過することとなり、深刻な老朽化の時代を迎えている。
国民の財産である道路を安全かつ安心して途切れることなく利用してもらうため、限りある財源の中で、適切に維持管理をしていくには、いかに道路を長寿命化させていくかが喫緊の課題となっている。
道路管理者は警察の協力を得て日頃から各地において現地での取締や自動重量計測装置(WIM)による取締を行うことで、違反車両の走行抑止を図っている。
これに加えて年1回、首都圏を中心としたエリアにおいて道路に関する法令を所管する三者(道路管理者・警察・運輸支局)が連携し、大規模かつ同時に行う『合同取締』を行うことで違反車両への更なる抑止を図っている。
この合同取締の実施により重量超過車両の走行による道路へのダメージや重大事故を削減して、道路ネットワークの長寿命化及び持続的な物流の実現を目指し、安心・安全な社会へ貢献する。
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