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2025年11月13日 15:33 / 施設・機器・IT
三菱重工業とキリングループのキリンビバレッジ、キリングループロジスティクスは、共同で進めてきた飲料倉庫の入出庫およびトラック荷積み・荷降ろしの自動化に関する実証実験をこのほど完了した。
今回の取り組みは、物流現場のオペレーター不足やトラックドライバーの作業時間削減など、いわゆる「2024年問題」への解決策として、物流作業の効率化を目指したもの。三菱重工は今後、実用化に向けた開発と検証を進めるとしている。
実証実験は2024年8月から、三菱重工が横浜市本牧地区で運営する共創空間「Yokohama Hardtech Hub(YHH)」内の実証施設「LogiQ X Lab(ロジックス・ラボ)」や、キリングループロジスティクスの西名古屋支店などで実施された。今回の実証では、三菱重工の標準プラットフォーム「ΣSynX(シグマシンクス)」を適用した自動化技術の開発を行い、新型無人フォークリフトを活用することで、倉庫内作業の効率化や安全な人機協調作業の実現を目指した。
具体的には、倉庫作業における荷揃えや配置替え、保管状況に応じた走行ルートの変更、高効率の保管方法など、柔軟な自律運転が可能な技術を検証した。また、トラックからの荷降ろし、倉庫内荷役、トラックへの荷積みという一連の作業を自動化するプロセスの確立も目指し、実効性を確認した。
三菱重工は従来、熟練オペレーターの技術を基に安全かつ効率的に行われていた物流作業を、「ピッキング」「入出庫」「トラック荷積み・荷降ろし」の3領域に分け、それぞれをΣSynXで自律化・知能化する取り組みを進めている。倉庫内の荷役を担う「自動ピッキングソリューション」は2024年12月にキリングループの海老名物流センターで稼働を開始しており、今後は物流倉庫作業全体への「かしこく・つなぐ」ソリューションの適用拡大を目指すとしている。
三菱重工は今後も、物流現場におけるオペレーター不足や労働環境の改善、トラックドライバーの作業時間や待機時間の削減といった課題に対応し、ΣSynXを活用したソリューションを深化させることで、物流業界全体の課題解決と社会貢献を目指す方針だ。