UDトラックス/日本一のトラクタードライバーを決める競技大会「THE ONE」を開催
2025年12月10日 10:00 / 動画
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UDトラックスは12月9日、トラクタードライバーコンテスト「THE ONE」決勝を本社内のUDエクスペリエンスセンター(埼玉県上尾市)で開催した。
このコンテストは今回が初開催。国内のトラクタードライバーを対象に、運転技能と安全意識の向上を目的に実施したもので、全国の運送事業者22社から選抜された6名のドライバーが、運転技能と日常点検の2部門で腕を競い合った。
大会責任者を務める川端大樹 国内営業部門販売戦略担当常務は、大会について「安全性を高めていく機会を作りたかった」と説明。UDトラックスは国内トラクター市場で50%を超えるシェアを占めているだけに「安全なトラクターを提供するのはもちろんですが、安全教育を施されている方々の取り組みを発揮する機会を我々がメーカーとして提供できれば、事故防止につながる。社会的責任を果たすという側面もあります」と話す。
トレーラを牽引するトラクターは、大きさ故に大事故につながりやすい。そのため安全教育に力を入れている運送事業者は多いが、その取り組みは社内に限定されてしまう。そこで、それを社外にも広げていく受け皿にしたいということだ。
運転競技は、1周1.1kmのコースを4周して実施。周回の途中で坂道、凹凸路、スラローム、車庫入れなどの課題が設定されている。これらは、難度は違うものの従来から行っているトラックのドライバーコンテストと同様だが、今回は初の試みとしてペットボトルの上にテニスボールを並べ、その間をトラクターとトレーラのタイヤを通すという「直線路」を設定。テニスボールは入口が85センチ、出口が73センチと狭くなり、タイヤを通した時の隙間はわずか2センチ程度。テニスボールを1個落とすと50点減点という超難題だ。
<各選手とも苦戦した直線路。九州リージョン代表の川部選手は1本も倒さず通過するという神業を見せた>

車両は4×2のクオン「GK」で、トレーラと合計すると全長17m。トレーラには10トンのウエイトの他に、ボウルに入れられた「水」が積まれているのがポイント。水の量は競技終了後に計測し、こぼれた量で、どれだけ優しい運転をしているか評価されるというわけである。
<こぼれた水の量で運転の優しさが評価される。タイムだけの評価ではないところも難しい>

一方、日常点検の競技は、国土交通省が出している日常点検一覧の項目を基にした点検項目を正確に点検できているか競うもの。トラクターとトレーラのセットの状態で点検作業を行い、ヘッドライトやウインカーなど前部はもちろん、後部のランプ類、キャブを上げてベルト周りなどもチェック。タイヤの状態やナットの緩みなども行う。全部で8カ所の不具合が設定されており、これを発見できるかも評価ポイントとなっていた。
結果は、中部リージョン代表の秋山和範さん(鈴与カーゴネット静岡)が優勝。秋山さんはコンテストについて「自分のスキルを評価してもらう機会があることは、モチベーションが上がる。日々それに向けて技術を磨くというのは、すごく良いこと」とコメント。また2024年問題から大量輸送へのニーズが増していることで、「トラクターは大量輸送に特化した乗り物。だんだんと自分たちへの期待が高まっているというのは感じている。トラクターのプロドライバーとして、その期待に応えるよう頑張っていきたい」と語った。
なお、2位には中四国リージョン代表の織田謙一さん(一宮運輸)、3位には東北リージョン代表の小関 誠さん(日本海運輸)が入賞。また審査員特別賞として、日常点検特別賞が近畿リージョン代表の山下 智さん(滋賀運送甲賀)、運転技能特別賞が九州リージョン代表の川部高康さん(三照)と関東リージョン代表の堀本賢司さん(日本液体運輸)に贈られた。
<(右から)東北リージョン代表 小関 誠さん、関東リージョン代表 堀本賢司さん、中部リージョン代表 秋山和範さん、近畿リージョン代表 山下 智さん、中四国リージョン代表 織田謙一さん、九州リージョン代表 川部高康さん>

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