倒産調査/2025年は人手不足倒産が過去最高、賃上げ格差で中小企業から人材流出目立つ
2026年01月07日 17:05 / 経営
東京商工リサーチによると、2025年に人手不足に起因した倒産件数が過去最高となったことがわかった。
人手不足倒産の件数は、前年比35.9%増の397件。特に「従業員退職」が110件(54.9%増)、「人件費高騰」が152件(43.3%増)と大幅に増加した。賃上げがムーブメントになる中、賃上げ原資を確保できない中小企業では人材流出が鮮明になり、「賃上げ疲れ」が経営に影響を及ぼしつつあると東京商工リサーチでは分析している。
このうち運輸業は60件で、前年より14.2%減少。ただ、サービス業他151件(71.5%増)、建設業93件(22.3%増)に続き、依然として多い。
大手と中小企業の賃金格差が拡大するなか、より賃金の高い職場を目指した人材の流動化が進んでいる。賃上げが難しい企業では、人手不足から失注することで業績にも影響が出ており、2026年は「賃上げ疲れ」が経営に深刻な影響を及ぼす企業を中心に、倒産の増加も危惧される。
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