鴻池運輸/乳業業界初の冷蔵機能を備えた燃料電池小型トラックを江崎グリコと共同で導入
2026年01月23日 13:32 / 車両・用品
鴻池運輸と江崎グリコは、乳業業界では初となる冷蔵機能を備えた燃料電池(FC)小型トラックを共同で導入し、1月20日より運用を開始した。
導入したFCトラックは1台。いすゞ「エルフ」ベースのもので、積載量は2750kg、最大出力109kWで航続距離は約260km。トヨタファイナンスより鴻池運輸がリースを受けて使用する。
グリコマニュファクチャリングジャパン岐阜工場(岐阜県安八町)で製造した学校給食用牛乳を地元の小学校に届ける。従来のディーゼルトラックと比較して、年間約29.9トンのCO2排出削減を見込む。
江崎グリコは、環境負荷低減への取り組みを重要課題とし、物流においては「商品を安心・安全に届ける」のみならず、サプライチェーンでの環境負荷を低減する取り組みを推進している。一方、鴻池運輸は、物流業界における脱炭素化を推進し、環境に配慮した輸送サービスの提供を目指している。
FCトラックは、走行時にCO2を排出せず、静音性や低振動といった特性から、住宅地や通学路をはじめとした学校周辺での運行にも適している。このため、両社は食品物流におけるゼロエミッション化を目指し、FCトラックの導入を決定したと説明している。
両社は、今回の取り組みを契機に水素エネルギーの活用を推進する。岐阜工場では既に燃料電池フォークリフトを導入しており、工場内外での水素利用を拡大することで、低炭素社会の実現を加速させる。
FCトラックについては、冷蔵・冷凍・常温など複数温度帯に対応した運用可能性を検証し、食品物流の実用性を高めるほか、小型車両での運用を検証し、FC大型トラックや長距離輸送への展開を進める。さらに運用開始後には、配送先の小学校で出前授業を実施し、次世代への環境教育を推進していく。
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