特定技能ドライバー/インドネシア人に特化した育成・支援プロジェクトを未来地図など3社で発足
2026年03月13日 11:26 / 経営
有料職業紹介の未来地図(横浜市中区)、外国人就労者支援のIbis(名古屋市中村区)、合宿免許大手のパルプランニング(東京都新宿区)の3社は、インドネシア人に特化した特定技能ドライバー育成・支援プロジェクトを発足した。
現地選抜・教育は未来地図、教習・継続教育はパルプランニング、定着支援・就労後マネジメントはIbisが担当する。
インドネシアは、日本と同様に左側通行・右ハンドルのため、通行区分の違いによる混乱がない。またイスラム教徒が多く、戒律として飲酒を控える環境にある。さらに世界第4位の人口規模のため、育成対象となる人数を継続的に確保しやすいという。
このプロジェクトの目的は、深刻化するドライバー不足に対して単に人員を補充するのではなく、事故リスクの低減を目指し、日本の交通ルールを根本から理解したドライバーを育成し、現場で安全に走り続けられる状態で輩出すること。
特に、日本の交通文化の中核である「歩行者優先」を、知識として覚えるだけでなく、日々の運転判断の中心に据えられるレベルまで定着させることを重視するという。このため、日本人と同様に教習所で1から日本の運転を学ぶルートを基本方針としている。
候補者は、入国前の段階からEラーニングで日本での走行に関する教習を行い、事前知識を持った状態で来日する設計。来日後は教習所に入校し、学科・技能を改めて体系立てて学び直すことで理解の抜け漏れを最小化、現場で通用する安全判断として再教育・定着させる。
教習所では、高速道路の走行を含む場外走行(応用走行)を重視し、「免許は取れたが現場では危ない」を防止。稼働開始後も安全運転を継続できる実践力の獲得につなげるという。
また、企業が直面する採用上の不確実性(採用したが、特定活動ビザの有効期間内に免許を取得できず稼働に至らない)というリスクの軽減という観点から、入国・入社後すぐに合宿型教習所へ入校し、原則として1カ月以内の免許取得を目指す。これにより、企業側は採用後の稼働計画を立てやすくなり、「雇ったが稼働できない」というミスマッチの不安を抑えた形で受け入れを進めることが可能になる。
さらに入国後免許取得後は、普通免許で業務を開始することになるが、その後は企業のニーズやドライバーの習熟度に合わせて「準中型・中型・大型」への免許ステップアップも支援していく。
なお、このプロジェクトは、指導員のリソースに余裕があり受講者一人ひとりに手厚いサポートが可能な自動車教習所の閑散期(概ね4月、5月、9月、10月、11月)を活用して設計。施設の有効活用により適正価格での研修提供を実現し、定期採用方式による計画的な受入れプログラムを構築している。
このため、受入企業でも年度予算計画への組み込みが容易になり、突発的な採用コスト増を回避でき、退職予測に基づく計画的な人員確保も可能となる。定期採用時期は教習所の入校時期から逆算して、毎年4月、5月、6月に秋入社者用として、10月、11月に春入社者用として採用活動を行う設定としている。
■未来地図(https://mirai-map.co.jp/)
■Ibis(https://ibis-group.jp/)
■パルプランニング(https://pal-planning.jp/)
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