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2026年03月25日 10:41 / 経営
日本通運、アドヴィックス(愛知県刈谷市)、スマートドライブ(東京都千代田区)は、トラック車両の実重量ベースでの積載重量をデータ化し可視化する技術の実証実験を開始した。
日本通運の車両に搭載したスマートドライブの車載デバイスから、車速や前後加速などの走行データを取得。これをアドヴィックスが開発した「走行データを元に車両の重量を推定する技術」を用いてプラットフォーム上で解析し、車両毎の実重量ベースでの積載重量を推定した結果を可視化する。
これらのデータを用いて、車両挙動データに基づく積載重量推定精度(トンレベルでの変動検知)、データレポートによる可視化と、現場・経営層による活用可能性、積載効率の低い運行ルートや過積載のスクリーニング機能を検証。日本通運の運行管理および経営判断に活用できるか確認していく。
実証に使用する車両は、日本通運の都内の支店が管轄するGVW20トン超の大型トラック2台。実証は25年11月から開始しており、3月末まで実施する予定。延長する可能性もあるとしている。
改正物流効率化法では、特定事業者に「積載効率44%以上」というKPI達成に向けた取り組みが求められている。しかし、現在の積載率は伝票申告ベースで算出されることが一般的で、実重量との乖離や、積載率の低い不採算路線の特定が困難なのが課題。また、自社車両の運用効率が可視化されていないことで、結果として傭車への長距離輸送や荷待ち等の負担増につながる可能性も高まる。
この実証実験は、こうした課題の解決に向けたもの。実重量に基づいたデータから、改正物流効率化法への対応とKPI達成に向けた改善や、不採算路線の特定や共同輸送の可能性の判断が可能になる。また、年間荷扱量が9万トン以上の「特定荷主」に該当するか否か、伝票申告ベースではなく、実重量の実態に基づいた判断が可能になる。
3社は、今回の実証実験で得たデータと知見をもとに、推定精度の向上およびレポートの有用性を検証。4月以降、対象エリアや車両台数の拡大を検討し、将来的には業界全体の課題解決に資するソリューションとしての本格導入・展開を目指す。