SM物流研究会/チルド食品の業界商慣習「前日発注、翌日納品」改善に意欲、車両手配の無理解消
2026年04月09日 11:05 / 経営
SM物流研究会は3月24日、チルド物流分科会の中に「積載率改善に向けた納品条件の見直し」の分化会を新設し、チルド食品業界の商慣習「前日発注、翌日納品(LT1)」の改善に着手する方針を表明した。
2026年度のチルド物流分科会では、重要課題については分科会制度を採用して取り組むため、「荷役作業削減に向けた付帯作業定義」と「積載率改善に向けた納品条件の見直し」の2つの文科会を新設する。
「積載率改善に向けた納品条件の見直し」を主に担当するサミットの原田大一物流部マネジャーは、文科会の取り組みについて、次のように説明した。
今回、チルド物流分科会の中に、さらに分科会を設けることになった。「荷役作業削減に向けた付帯作業定義」は、いなげやを中心として分科会を行っている。もう一つの「積載率改善に向けた納品条件の見直し」、主にリードタイムの見直しを中心とした見直しは、サミットで行っている。
私自身は、昨年の5月に物流部に来た。その以前は、商品部で日配の責任者をしていた。その時から、リードタイムの変更に向けて動いていた。いわゆる「リードタイムとは、お店での発注からお店への納品の時間」を意味する。当初から、サミットでは、日配では1日、2日、3日と3パターンがあった。その中で、乳業メーカー1社を先行して、リードタイム1日であったところを、2日に変更した。これを実験として行った結果、売場での品切れであるとか、その以外の処々の問題はクリアできた。そこで、弊社の方からの提案として、昨年の11月をもって、パンを除く全ての日配商品については、リードタイム2日以上という形にさせてもらった。
実際に、従来の「発注の翌日に店舗に納品する、昔から日配業界にある商慣習」を変更をしたことによって、メーカーさんからも実際の声として、納品車両の手配に関しては、「かなりゆとりをもって無理なくできるようになった」「製造に関しては、いままで見込みで生産していて、それがロスにつながっていたところが、ロスもかなり削減できた」ということで、かなり好意的な意見をいただいた。
今後については、弊社の中で、いまリードタイム2日にしたが、それ以上もいま検討している。それによって、物流業界にとってプラスになるだけでなく、商売としても商品の品ぞろえも広がっているので、かなりブラスになる。「積載率改善に向けた納品条件の見直し」については、サミットは先行してリードタイムの変更をしているが、SM物流研究会の他のメンバー企業でも、いくつかLT2にリードタイムを変更した企業がある。一緒に協会の中で、業界商習慣「LT1」を改善していきたい。※LT1、LT2については下記の参考記事を参照。
■【SM物流研究会】2025年度活動報告と2026年度方針について
http://jsa-net.gr.jp/productivity.php
■参考記事
SM物流研究会/東急ストア・サミット「青果物リードタイム」1日延長の効果検証、トラックの見込み手配削減
https://www.trucknews.biz/article/s040831/
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