グリーンベル/運送業の倒産を防ぐ実践的手法を解説、経営論文を無料公開
2026年04月28日 14:44 / 経営
運送事業者向け経営支援のグリーンベル(神奈川県川崎市)は、運送業の倒産を防ぐ経営論文を無料公開した。
この論文は、運送業の赤字構造を分かりやすく分解し、その対策の指導要綱とするもの。厳しい運送事業者の健全な成長、拡大支援を目的に公開したという。
論文では、運送業の倒産要因について、税制、税理士指導、金融機関の事業性評価の「三重の構造的歪み」があると指摘する。
実質経済耐用年数15年のトラックを法定耐用年数5年で償却するといった「法定耐用年数と実態の乖離」、実際の資産価値を税務上(会計上)の簿価にしてしまい、5年で1円の資産価値にする事で過剰償却を生む「税務と会計の混同」、税理士による過剰償却による赤字で運送事業者の金融調達に大きく影響する「悪化した決算書のスコアリング」が倒産の本当の原因だとしている。
そして、運送事業を正しく評価するには、少なくとも10年間の事業計画を評価しなければならないとし、「三段階V字回復モデル」を掲げる。
創業1~5年目は第1フェーズ(投資期)で毎年9%の赤字、創業3~6年目は第2フェーズ(困難期)で累積赤字が45%に到達、創業6~10年目以降は第3フェーズ(回収期)で毎年+11%の黒字が続くとしている。年間売上5000万円の事業者が5年間で2250万円の累積損失を抱えるのは「失敗」ではなく「構造」であるとし、この構造を事前に知り、困難期の分岐点で正しい判断ができるかどうかが、生存と倒産を分けると説明する。
そして、倒産を防ぐ5つの実践的手法として、費用計算の見直し、リースの組み替え、コストの7項目管理、10年の収支計画、1台ごとの日時収支を挙げている。
■論文全文(無料)運送事業の倒産を防ぐ経営論ー運送事業の構造的課題と経営存続のための実践的指針ー
■グリーンベル(https://www.green-bell.net/)
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