TDGホールディングス/ウズベキスタンで特定技能ドライバー育成を開始
2026年05月11日 13:48 / 経営
外国人材採用支援のTDGホールディングス(三重県伊勢市)は、ウズベキスタンで、特定技能ドライバー人材の育成・送り出しに関する協定に調印した。
このプロジェクトは、ウズベキスタン共和国の大統領令に基づく国家プロジェクトとして位置づけられており、日本企業が同国の大統領令を背景とするドライバー育成事業に参画するのは、日本初のこととなる。
調印は4月8日、同国シルダリヤ州政府および高等教育・科学・イノベーション省付属職業教育庁シルダリヤ州職業教育局との三者間で実施。シルダリア州内に日本式の交通教育を施す教習所を設立し、ウズベキスタン人材に対して日本の交通ルール・安全運転技術・交通マナーを体系的に教育したうえで、特定技能「自動車運送業」の人材として日本へ送り出す一貫体制を構築する。
ウズベキスタン政府は、国内の雇用問題の解決と海外への質の高い労働力の送り出しを国策として推進している。このプロジェクトでは、国家が保有する雇用データベースから失業者を割り出し、日本での就労を希望するウズベキスタン人材を国主体で集客する。国家の仕組みとして候補者のプールが形成されるため、外国人ドライバーの採用を検討する日本国内の運送事業者にとって、安定的かつ継続的な人材供給が可能になる。
TDGホールディングスは、ベトナム、インドネシアで特定技能ドライバー育成事業を展開しているが、東南アジア諸国は二輪車が主な移動手段。これに対してウズベキスタンは、自動車が日常生活に不可欠な移動手段であり、都市部・地方部を問わず、国民にとって自動車の運転は生活の基本スキルとして根づいているため、ドライバー人材の送り出し国として極めて高いポテンシャルを持っているという。
東南アジア諸国では、四輪車の運転経験がほとんどない状態から教育を開始するケースが多く、交通マナーや運転技術の基礎を一から身につける必要がある。一方、ウズベキスタンの人材は、自国で四輪車を日常的に運転してきた経験を持ち、交通マナーや運転技術に確かな素地がある状態で日本式教育に臨むことができる。さらに、ウズベキスタンはヨーロッパ各国にも多数のトラックドライバーを輩出している「ドライバー輩出国」であり、同国人材の運転技術と勤勉さは国際的にも実証されている。
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