国土交通省/高品位尿素水(アドブルー)安定供給で「ポリ容器」の目詰まり解消の取り組み開始
2026年05月13日 16:10 / 経営
国土交通省は5月12日、経済産業省と連携して、高品位尿素水(アドブルー)の安定供給の一環として、「ポリ容器」の目詰まり解消に向けた取り組みを開始したことを明らかにした。
同日、政府が主催した「第7回中東情勢に関する関係閣僚会議」に提出した「高品位尿素(アドブルー)の安定供給の確保に向けた取り組み状況に関する資料」で発表した。
高品位尿素水(アドブルー)は、ディーゼル車の排ガスに含まれるNOxを低減するために用いる液体であり、尿素を純水に溶解させて製造している。
バス・タクシー・トラック事業者は、必要量に応じて、タンク販売又はポリ容器である「BIB(Bag in Box)」等による小口販売によりアドブルーを調達している。現在、 経済産業省によると、アドブルー、BIBの原料であるポリエチレンともに、平時と同⽔準での供給が継続している。
国土交通省では、アドブルーを含むバス・タクシー・トラック事業等の関連資材の供給状況について、業界団体や地方運輸局等を通じた実態把握を進めており、事業者からの報告は経済産業省に随時共有している。
アドブルーについては、(中小規模事業者を中心に)小口販売に使用されるBIBの目詰まりにより、これまでどおりの調達ができていないという声が寄せられている。
BIBの供給について一部で目詰まりが生じている状況であることを踏まえ、経済産業省と連携し、サプライチェーン上の各事業者(ポリ容器メーカー、卸・小売等)に働きかけて個別に目詰まり解消する取り組みを開始。
また、バス・タクシー・トラック事業者等に対して、アドブルー等の供給確保に懸念がある場合の国土交通省への相談と発注数量について、前年同月同量を基本とした調達を要請している。
高品位尿素水の流通について、事業者からの相談に対応している、国土交通省物流・自動車局貨物流通事業課によると、「現状では、メーカー等のヒアリングから、アドブルーそのものの生産量は昨年並みであり、ポリ容器の供給が不足していると認識している。トラック事業者の中には、自社の事業所内でインタンクで、アドブルーを貯蔵している事業者もいる。インタンクへの供給についての相談はない。一方で、大容量の10リットル、20リットルといった商品の不足が発生している」と市場の実情を解説した。
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