エンジンオイル/メーカー各社で受注制限、3月対比で120円~130円程度の値上げ
2026年05月22日 10:31 / 車両・用品
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中東情勢影響によりエンジンオイルの供給に目詰まりが発生している。
エンジンオイルの流通に関わる関係者によると、卸売業者の段階で、ENEOS、出光興産、シェルジャパン、コスモ石油など大手メーカーを中心に、多数の商品が受注停止の状況にあり、受注可能な商品でも制限を行っている。中堅以下のメーカーでは受注停止は少ないが、受注制限は行われている。
具体的には、「前年同月実績並みまでの出荷となるよう、不要不急のオーダーは控えて欲しい。販売実績ベースで調整する場合ある」「当面の間、過去の販売実績に基づいた『オーダー上限数量』を設定する。上限数量内の注文でも、在庫状況や物流の混雑により、大幅な納期遅延が発生する可能性、または出荷が困難となる可能性がある」「従来品(取引実績のある商品) 2025年度の月平均販売実績数量を上限とする。過去実績なし品(取引実績のない商品) は当面の間、注文の受付を控える」といった通知が各社から出されている。また、新規の取引については、原則受付をしない対応が目立つ。
エンジンオイルの値上げも同時進行している。各社で値上げ幅、時期は異なるが、4月、5月にそれぞれ1リッターあたり50円強の値上げを実施。6月にも20円~30円程度の値上げが予定されており、3月対比でみると、6月には1リッターあたり120円~130円の値上げとなる。
エンジンオイル供給の目詰まりを受け、一部の整備工場では、エンジンオイルの交換作業の受付制限を開始している。また、エンジンオイルについては、交換ではなく補充にとどまる対応をする整備工場もあるという。
経済産業省は「日本全体で必要な量は確保されているが、3月下旬から供給不安を抱く流通事業者・需要家が大量発注したことで、一部で供給に偏りが発生した」との分析を発表、4月17日に潤滑油製造事業者に対し、前年同月比同量の販売に向けた取り組みを要請している。
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