外国人材採用のbarca(バルカ、大阪市)は、合同サービス配送(大阪市)の2026年度 経営指針発表会の1コンテンツとして、外国人材の受け入れを見据えた社内研修を実施した。
この研修は、外国人採用に関する制度説明ではなく、現場における認識や前提に気づくことを目的とした参加型プログラムとして実施。
合同サービス配送は、外国人材について社員として受け入れることに対しては心理的・実務的なハードルが存在している状況のため、外国人材の受け入れを検討する前段階として、現場における認識や前提を整理し、組織としての受け入れ土壌を整える機会を求めていたという。
そのため、研修は「外国人採用」というテーマから入るのではなく、まず参加者自身が「運送業」に対してどのようなイメージを持っているかを言語化するワークからスタート。そのうえで、これまでの経験や周囲の環境によって形成された認識を整理し、「人手不足」という課題の背景にある“人が育ちにくい構造”について現場視点で考察した。

参加者自身が持つ「運送業のイメージ」を言語化するワークから研修はスタート
具体的には、教える時間の不足や伝え方のばらつき、暗黙知の多さといった日常的な課題を共有し、「人がいない」という外的要因だけでなく、「人が育ちにくい状態」が存在していることへの理解を深めた。
さらに、NPO法人DeepPeopleの協力のもと、留学生3名がコミュニケーションサポートとして参加。やさしい日本語を活用したクイズやワークを通じて、「ちゃんとやって(曖昧な表現)」「指示の前に作業しないで(二重否定)」といった日常的に使われる日本語が意図通りに伝わらない場面を体験し、参加者は自身の伝え方を見直すきっかけを得た。
参加者からは、「日本人・外国人で文化や言葉の違いはあれど、仕事に対しての意欲は同じだと感じた」、「やさしい日本語を使うことは、外国人向けだけでなく、新人教育や若い世代へ指導する際にも大切だと思った」、「伝わらない原因は相手ではなく、自分の伝え方だということが、日々の業務でも活かせる考え方だと思った」などの声が寄せられた。

合同サービス配送 樋谷 羽津美代表取締役
合同サービス配送の樋谷羽津美代表は、これからの会社のあり方を考えたときに、外国人は避けて通れないテーマ、とコメント。「今後採用強化し、さらに多くの方が働ける会社にしていきたい」とし、「外国人採用は単なる人手不足対策ではなく、これからの組織づくりそのもの」と話す。「今回の研修では、制度を学ぶ前に、まず自分たちの“伝え方”や“受け入れる姿勢”を見つめ直す大切な機会になりました。これからも『期待される社員像』や助け合いの精神を土台に、国籍や文化の違いを越えて、一緒に成長できる仲間づくりを進めていきたい」と述べている。
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