経済産業省/赤澤大臣「ナフサ、定期修理の集中期間終了で7月に前年並みの生産量」と説明
2026年06月02日 20:15 / 車両・用品
赤澤亮正経済産業大臣は6月2日の閣議後記者会見で、「石油製品の目詰まりやナフサの供給見込み」について説明した。会見の要旨は次のとおり。
原油や石油製品については、繰り返し申し上げているが、「日本全体として必要となる量」を確保できている。ナフサについては、国内での精製継続、中東以外からの輸入拡大、それから中間段階の化学製品の在庫活用、あるいはそれ自体の輸入というのもあり、「年を越えて継続」できる見込みになっている。
ナフサについて、共通認識にしておきたいのは、生産量というのは、原油から精製をして生産される量であり、それとは別の概念として供給量がある。生産量は生産された、精製されたものであり、供給量は、例えば在庫を取り崩すとか、あるいは他から輸入してくるとか、そういうものを合わせて原油から精製されてナフサができる、あるいは既にある在庫を取り崩す、外国から輸入してくる、それを全部合わせて国内に出回っているものを供給量という言い方をしている。
そのため、皆さんと共通認識として、国民生活に一番関わる部分は供給量となる。実際に国内にどれだけナフサが出ているかということなので。一方で、生産量も大事な概念、その中の三つあるパターンの一つとなる。
生産量と在庫取崩しと輸入と。そこも全部今、共通認識した上で丁寧に、説明すると、ナフサの生産量は今、定期修理のために、落ち込んでいる。例年並みに戻る見通しは、定期修理の集中期間が終わる7月目途ということになる。そのため、それまでの間は、先ほど言ったナフサ供給量を構成する生産量のところは、7月ぐらいまでは定期修理が続くので、落ち込んでいるということは事実としてある。
ただ、7月ぐらいには元に戻るであろうということ。それに加えて、それまでの間、ナフサ由来の石油製品が国内で不足して国民の皆様が不安に思うような何か不都合が生じるかを説明すると、ナフサは、いま落ち込んではいるけども、ナフサの国内精製に加えて、ナフサの代替輸入の増加がある。それから、ポリエチレンなどの中間段階の化学製品の在庫取崩し、そして川中・川下製品輸入の増加もある。だから、生産以外の供給に関わる部分がどどんと増えるので、ナフサ由来の石油関連製品全体の供給量は平年並みに維持されるという見通しとなる。
したがって、やっぱりナフサの供給量というレベルでいうと例年並みは確保されるので、それが私どもは大丈夫ですよ、例年並みです、年も越せますと言っていることの意味となる。また、お困りの声が多く寄せられているシンナーとかは、ナフサから製造されるものになるが、塗料とか、あるいは塩ビ管といった主要な石油関連製品も、前年実績並みもしくは前年実績以上の供給が維持されている。
その一方で、サプライチェーン上の段階的な供給制約、何か見通しが立たなくなったので、今月はちゃんと例年どおり原料入ってきているのに、供給を絞っちゃおうとかそういうことが起きたりとか、あるいは事業者間でのタイムリーなコミュニケーション不足。入荷しているのに、発注していた人に、入りましたよという連絡をせずに大混乱ということもある。
それから、これは一番私がよく申し上げている、私の地元の一人親方が、接着剤、いつもの10倍頼んでおいたから、大臣安心してくれと言われて、私が不安になったという話ですけど、一部の流通・需要側による過剰発注で、そういったようなことで実際に一部で供給の偏りや流通の目詰まりが発生をしている。
ということなので、引き続き関係省庁に設置された情報提供窓口を通じてサプライチェーンの情報を集約しつつ、地方経済産業局等が関係機関と連携をして、工務店や自動車整備事業者といった川下の事業者に対するプッシュ型支援を通じて、供給の偏りの是正と目詰まりを引き続き、着実に解消していきたい。
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