ギオン/人材戦略と組織づくりをジャパントラックショー2026で紹介

2026年06月08日 15:53 / 労務

ギオンは、アサヒロジスティクス・花王ロジスティクスとともに、5月14日に開催された「ジャパントラックショー2026」主催者特別講演パネルディスカッション「物流会社のHRM(人的資源管理)戦略」に登壇し、物流業界が直面する人材課題について、各社の実践事例をもとに議論を行った。

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パネルディスカッションでは、「未経験者の育成」「女性ドライバーの増員」「管理職の育成」「エンゲージメント向上」をテーマに、各社の実践事例について紹介。ギオンは、須藤亮平上席執行役員兼管理本部長が「採用」「定着」「可視化」「生産性・育成」の4テーマで「入口を広げて、出口を減らす」を軸にした、同社が進める人材戦略と組織づくりを説明した。

まず「採用」については、求人媒体だけに依存しない採用導線づくりを紹介。「オウンドメディア」「リアル接点」「リファラル」の3軸で推進しており、note・SNS・TikTokなどの媒体を通じたリアルな社内の様子発信や、高校訪問や地域イベントへの参加、リファラル採用の強化に取り組んでいる。その結果、高校生採用に大きく寄与したほか、大阪の拠点では2年間で44名のドライバーがリファラル採用で入社したという。

「定着」については、年間休日数を105日から115日、そして120日へと段階的に引き上げ、2024~2026年度にかけて最大33%のベースアップを実施。「物流業界の平均ではなく、全産業平均に近づける」方針のもと、待遇改善を進めているという。

「可視化」では、約4000人を対象としたエンゲージメントサーベイを実施し、回収率は85%から90%へ向上。ツールを活用して「データの可視化 → 対話 → 改善」のサイクルを回し、現場と人事が同じ数字を見ながら課題や改善策を議論する仕組みを構築。離職率の改善、上司・経営層への信頼度や仕事満足度の向上といった成果につながっている、と説明した。

「生産性・育成」では、プロフェッショナル人材の育成を図り、将来ギオングループの中枢を担う人材を輩出することを目的に開講している企業内大学「祇園塾」を毎年開催。各種研修も拡充し、「育てる側を育てる」組織づくりを推進していると紹介した。

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