国土交通省/経済産業局と連携「プッシュ型で目詰まり解消」エンジンオイル相談件数は減少傾向

2026年06月12日 10:23 / 車両・用品

国土交通省は6月11日、エンジンオイル・アドブルー等の供給の偏り・流通の目詰まりに対して、地方経済産業局等との連携を強化することにより、プッシュ型で供給の偏りと流通の目詰まりの解消を加速していると発表した。同日、開催された「第10回中東情勢に関する関係閣僚会議」に提出した資料で明らかにした。

国土交通省の燃料油や石油製品等の供給に関する相談窓口への情報提供数を集計すると、直近1週間(6月1日~7日)の相談件数は、軽油0件、アドブルー0件、シンナー・塗料10件、エンジンオイル37件となり、エンジンオイルが突出している。ただ、5月下旬と比較すると、エンジンオイルの相談件数は減少傾向にある。

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直近1週間の相談件数(出典:国土交通省発表資料)

現在、地方運輸局が中心となって調達困難な自動車整備・バス・タクシー・トラック事業者の状況の把握・その解消に取り組んでいる。

6月1日~5日の事業者へのヒアリング結果を見ると、「4月にはシンナーが入手困難であったが、最近は少し改善し、事業が継続できている(整備事業者:関東)」「エンジンオイルの在庫確保のために近隣の整備工場等と協力し合い、最低限の量は何とかなっている。(整備事業者:北海道・沖縄)」 「ディーゼル用のエンジンオイルが入手できず在庫が不足している。(整備事業者:東北・北陸信越・中部・近畿・四国)」「エンジンオイルについて、入手できているものの入荷量は少ない。(整備事業者:中国・九州)」「エンジンオイルは少し前まで品薄感を強く感じていたが、6月以降は必要量が確保できる見込み(タクシー事業者:北陸)」といった声があった。

現在、「地方運輸局から整備事業者に詳細な供給状況を確認し、経済産業省とも連携して対応した結果、必要な量のエンジンオイルが供給に目処がついた」「地方運輸局から川中事業者にエンジンオイルの供給状況を確認した後、相談のあった整備事業者に改めて連絡したところ、無事調達できた」といった解消事例がある。

国土交通省自動車整備課によると、「行政機関からのはたらきかけによる目詰まり解消事例のほか、事業者の自助努力により目詰まりが解消した事例もあり、目詰まり解消事例は、着実に増えている」という。

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国土交通省と経済産業省の連携の概要(出典:国土交通省発表資料)

関係者によると、「現時点では、エンジンオイルがないために運行を停止している事業者はいない。定期的にエンジンオイルを購入している事業者には、エンジンオイルの供給について購入先から連絡があり、継続して購入できる見通しがある。一方で、スポット買いでエンジンオイルを購入している事業者は、次回のエンジンオイル購入について、見通しが立っていない事業者もある」という。

第10回中東情勢に関する関係閣僚会議(国土交通省発表資料)

経済産業省/目詰まり回避で、6月10日から全業種対象「潤滑油の直接販売スキーム」開始

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