ディーゼルエンジン用潤滑油/26年4月は販売数量2.7%減・在庫21.6%減、前年並みの生産継続

2026年06月12日 14:27 / 車両・用品

資源エネルギー庁が6月12日に発表した資源・エネルギー統計(確報)によると、4月のディーゼルエンジン用潤滑油の消費者・販売業者向け販売数量は、1万5411キロリットル(前年同月比2.7%減)となった。一方で、在庫は1万289キロリットル(21.6%減)だった。

ガソリンエンジン油潤滑油の消費者・販売業者向け販売数量は、2万8436キロリットル(前年同月比5.9%増)。在庫は2万1334キロリットル(20.7%減)となった。

その他車両用潤滑油の消費者・販売業者向け販売数量は、1万4186キロリットル(前年同月比4.3%増)。在庫は1万4814キロリットル(5.4%減)だった。

4月 消費者・販売業者向け販売 在庫
2025年
(kl)
2026年
(kl)
前年同月比
(%)
2025年
(kl)
2026年
(kl)
前年同月比
(%)
ガソリンエンジン用潤滑油 26,862 28,436 105.9 26,906 21,334 79.3
ディーゼルエンジン用潤滑油 15,841 15,411 97.3 13,120 10,289 78.4
その他車両用潤滑油 13,607 14,186 104.3 15,653 14,814 94.6

出典:資源エネルギー庁発表資料から編集部作成

なお、ポリ容器などの原料となるナフサの消費者・販売業者向け販売数量は、229万751キロリットル(前年同月比33.2%減)。在庫は32万936キロリットル(4.1%減)となった。

赤澤亮正経済産業大臣は閣議後の定例記者会見で、ナフサについて、現在の生産量の減少は主要生産設備の定期メンテナンスによるもので、定期メンテナンスが終了する7月ごろを目途にナフサの生産量は回復すると説明。また、生産以外の輸入などを含めて供給量について、十分な量を確保していると説明しており、統計数字は、大臣の説明を裏付けている。

ディーゼルエンジン用潤滑油については、4月は生産量が微減している。これは、3月に37.7%増と大幅に増産した影響があると推測される。

大手メーカー各社は、4月以降のディーゼルエンジン用潤滑油についての値上げを3月に通知しており、値上げ前の駆け込み需要と中東情勢を受けた供給不安が重なり、流通各段階での過剰発注が発生したことに起因している。

3月、4月と在庫数量は、大幅に減少しており、大手メーカーを中心に、過剰発注に対して、生産数量の調整ではなく、在庫の増減で対応していることがうかがえる。

なお、統計において、ディーゼルエンジン用潤滑油は、軽油、灯油を燃料とする車両用、産業用ディーゼル機関用エンジン油(コジェネ用ガスエンジン専用油を含む)。ガソリンエンジン用潤滑油は、ガソリン(LPG等を含む)を燃料とする内燃機関用エンジン油。その他車両用潤滑油は、エンジン油を除く車両用潤滑油を意味する。

調査対象は、メーカー・商社などの製造業者、輸入業者又は原油受入業者に属する事業所。事業所が消費者・販売業者へ販売した数量を調査している。

消費者とは、石油製品を燃料として消費する者(事業者)又は石油製品以外の物を製造するために原材料として消費する者(事業者)を指し、末端の消費者を意味しない。また、販売業者とは、製造業者、輸入業者又は消費者以外の者で石油製品の販売を業とする者を指し、川上に近い、商社や卸売業者であり、末端のガソリンスタンドは含まれない。

また、事業所が、報告時点に事業所内に保管している自社名義の石油製品・他社の保管場所(油槽所等)に保管を依頼している自社名義の石油製品の月末在庫の数量(所有権ベース)を在庫として、調査している。

■資源・エネルギー統計(石油)製品月表
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/sekiyuka/index.html

資源エネルギー庁/26年3月「ディーゼルエンジン用潤滑油」販売数量37.7%増・在庫25.5%減

トラックニュースはトラックに関するB2B専門の
ニュースを平日毎朝メール配信しています

メルマガ無料登録はこちら

車両・用品 に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧