中東情勢影響調査/9割以上の運送事業者がマイナス影響を実感
2026年06月15日 11:01 / 経営
ハコベルが今年5月、運送事業者140件を対象に実施した調査で、97%が中東情勢によるマイナスの影響を感じていることがわかった。
具体的には、燃料価格の高騰やエンジンオイル・アドブルーの不足(入手困難)を多くの事業者が挙げている。資材面ではラップや緩衝材、ストレッチフィルムなども不足・値上げの影響が生じている。
また、26.5%の事業者が、荷主の生産縮小に伴う発注の減少と回答。中東情勢の影響がサプライチェーン全体に及んでいることがうかがえる結果となった。
一方、燃料価格の高騰に伴い、燃料サーチャージを導入する事業者が増えている。「実現済み(全額転嫁)」が4.3%とまだ少ないものの、「導入済み(一部転嫁)」は35.7%となり、全体の約4割が燃料サーチャージの取り組みを進めていることがわかった。
しかし、取り組みは事業者の規模によって偏りがあり、保有台数31台以上の事業者では50.7%が取り組みを進めているのに対し、30台以下の事業者では29.6%に留まっている。
ちなみに燃料サーチャージも含めた価格交渉の際のハードルとしては、「競合他社に仕事を奪われる懸念」が45.7%で最多となっており、過当競争のよる運賃値引きが依然として大きな課題となっている。
ただ、荷主との取引関係について、25%の事業者が「すでに条件が合わない荷主との取引を縮小・終了したことがある」と回答。また、「条件が合わない新規依頼を断ることがある」との回答も17.9%あり、荷主との取引の在り方を見直す事業者が増加している。
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