全日本トラック協会は7月1日、2025年度版「トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(本編抜粋)」を発表した。
調査によると、トラック運送事業従業員の中核となる運転者のうち、男性運転者(けん引、大型、中型、準中型、普通)の賃金は1人1カ月平均賃金で37万4900円(4.1%増)、年間賞与の1カ月平均額を加えた月額で42万3300円(4.8%増)となった。
男性運転者の賃金を職種別にみると、1人1カ月平均賃金で高い方からけん引、大型、準中型、普通、中型の順となっている。けん引運転者と中型運転者の賃金の差額は、1人1カ月平均賃金が8万7800円、年間賞与の1カ月平均額を加えた月額が10万1500円だった。

職種別平均賃金・年齢・勤続年数(出典:全日本トラック協会)
2025年5、6、7月に支給された全職種1人1カ月平均賃金は 35万9800円(対前年比5.3%増)。これに年間賞与の1カ月平均額を加えた月額では41万6400円(7.1%増)だった。
トラック運送事業従業員の平均年齢は男性運転者が50.0歳(前年49.7歳)。運転者から事務員、荷扱手、整備・技能員までの職種を含めた男女あわせた全職種の平均年齢は48.6歳(48.5歳)だった。
職種別賃金構成をみると、歩合給(運行手当等)や時間外手当(早出、残業、深夜、休日出勤手当等)などの変動給の占める比率は、運転者が比較的高い。男性運転者のなかで変動給の占める割合が特に高いのは大型運転者で46.1%となった。
変動給の内訳をみると、男性運転者の平均では歩合給の割合が41.4%、時間外手当の割合が50.9%。また、歩合給の割合が最も高いのは男性の大型運転者で、44.2%となっている。
賃金(賞与を含む)を年齢階級別に指数でみると、20~29歳を100とした場合、男女総合の全職種平均で50 ~59歳が126.7で最大となり、次いで40~49歳の125.1となった。
この調査は、トラック運送事業に携わる従業員の賃金や労働時間、福利厚生等の実態を職種別に詳細に把握し、労働環境の改善のための基礎資料とするために実施されたもの。2025年5、6、7月に支給された給与の1カ月平均額、その時点における労働時間、福利厚生等の実態について、2025年12月、調査票を郵送し、調査票の回収は2026年2月末まで行った。調査対象は、貨物運送事業者4624社、回答数・有効回答数は、貨物運送事業者589社(回答率12.7%)。
■2025年度版「トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態(本編抜粋)」
全日本トラック協会/24年度のトラックドライバーの平均賃金、前年より7.4%増
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