イラン情勢影響調査/約3割が減便・ルート縮小・受注制限
2026年07月07日 15:07 / 経営
物流・建設・製造などのノンデスク産業向けにSaaS・HRプラットフォームを提供するX Mile(クロスマイル、東京都新宿区)の調査で、約3割の運送事業者で減便・ルート縮小・受注制限など、既に運行への影響が発生していることがわかった。
調査は、イラン情勢の影響について、トラック運送・タクシー・ハイヤー等事業者の経営者・管理職294名を対象に4月から5月までの期間、実施したもの。
それによると、事業者の86%が燃料費の高騰を実感、「近々値上がりする連絡・見込みを受けている」と回答した事業者も3.7%あり、今後さらにコスト負担が拡大する可能性も示唆されている。
燃料費高騰や中東情勢の影響による、運行・受注面への影響については、「一部で影響が出ている」が24.8%、「既に減便・ルート縮小・受注制限を実施している」が9.5%。また、「検討はしているが未実施」と回答した事業者も20.1%あり、現時点では影響が限定的な企業でも、今後の燃料価格や国際情勢次第では、運行体制の見直しが進む可能性がある。
なお、減便・ルート縮小・受注制限などを実施、または検討している主な要因については、「ドライバー不足(少子化・採用難)」で67.5%で最多。次いで、「中東情勢に伴う燃料費の高騰」が63.8%、「2024年問題(ドライバーの労働時間上限規制)」が40.0%。燃料高騰だけではなく、以前から続く構造的な人手不足や2024年問題が、同時進行で現場負荷を高めている。
そのため、38.1%の事業者が「採用費を積み増してでも増員が必要」としている。しかし、「燃料費・人件費負担が重く、新規採用を抑制せざるを得ない」が12.2%、「賃上げ原資確保のため、採用人数を絞らざるを得ない」も11.6%。「人を増やしたいがコスト負担が重い」というジレンマを抱える事業者が少なくない状況となっている。
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