佐川急便/スズキ・ダイハツ・トヨタ共同開発軽EVバンで環境対応を加速

2026年07月10日 11:35 / 車両・用品

佐川急便は、ラストワンマイル配送にスズキ・ダイハツ・トヨタが共同開発した軽EVバン(スズキ「eエブリイ」、ダイハツ「e-ハイゼットカーゴ」、トヨタ「ピクシスバン(BEV)」)の導入を開始した。

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(左)ダイハツ「e-ハイゼットカーゴ」(右)スズキ「eエブリイ」

「eエブリイ」「e-ハイゼットカーゴ」、「ピクシスバン(BEV)」は、ダイハツの軽商用車「ハイゼットカーゴ」をベースにした軽EVバン。ダイハツが生産し自社で販売するほか、スズキ、トヨタにOEM供給している。

スズキとダイハツの小さなクルマづくりのノウハウと、トヨタが持つ電動化技術を組み合わせ、3社で共同開発したBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」を搭載したのが大きな特徴。部品配置の見直しやボデー・サスペンションを新たに設計することで、室内スペースを変えることなく大容量バッテリーの搭載を可能にし、軽商用EVバンではトップとなる一充電走行距離257km(WLTCモード)を実現している。

軽EVは走行中のCO2排出を削減することができるが、佐川急便ではそれに加えて、住宅地や夜間の配送でも周囲への騒音を抑えることができる静粛性や、休憩時にエアコンを稼働させたままでもエンジン音や揺れがないため、静かで快適に十分な休息を取りやすくなるなど、ドライバーの疲労も軽減できる点なども評価。また、発進や加速が滑らかで安定しているため走行中の揺れが少なく、荷崩れのリスクも抑えることができる。

さらに、今回導入した3車種では、非常時に電力が必要な時、車両の走行機能を停止した状態で給電ができる非常時給電システムも搭載しているため、災害時には大型車両が入れない地域にも「電気」を届けることができることも利点として挙げられる。

佐川急便では脱炭素社会の実現に向け、1990年代から導入を開始したCNG(天然ガス)トラックをはじめ、EVトラックやFCV(燃料電池)トラック、ハイブリッドトラック、EVベンチャーのASFと共同開発した軽EVなどを導入、その保有台数は現在2万台を超えている。佐川急便では、今後も軽商用EVバンの導入台数を順次拡大していく予定としている。

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