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2026年07月22日 11:16 / 車両・用品
ドイツの自動車部品大手のマーレは、大型電動トラック向け新型レンジエクステンダーシステムを、9月15日からドイツ・ハノーファーで開催される欧州最大の商用車ショー・IAAで初公開する。
レンジエクステンダーは、EVの航続距離を延長するシステム。EVの駆動用モーターとバッテリーに発電用の小型エンジンを加え、通常はEVとして走行し、バッテリーが減るとエンジンで発電して走行距離を延ばすことができる。
マーレが開発した新型レンジエクステンダーシステムは、ジェネレーター、内燃機関、熱・流体マネージメントシステム、燃料タンク、アドブルータンク、排ガス処理装置を一つのコンパクトな「ボックス」にまとめた自律型ユニットとし、大型EVトラックの通常のバッテリー搭載スペースに収まるよう設計されているのが特徴。EVトラックが搭載するバッテリーの容量を約3分の1削減することができ、後軸荷重約400kg、車両総重量は約600kgを軽減できるという。
このシステムの搭載により、バッテリーで約400km走行、レンジエクステンダーで約400kmを走行し、総航続距離800km超を実現。実際の運行条件下でレンジエクステンダーを作動させた場合、トラックのCO2排出量は通常のトラックと比べて 約80%削減でき、さらにHVO100バイオディーゼルなどの再生可能燃料で運転した場合、トラックのCO2排出量は実質ゼロとなる。
同社はレンジエクステンダーについて「EVトラックの市場導入をインフラ整備の遅れに左右されないものとするための重要な技術」と位置付けており、また、EUの新車CO2排出削減目標達成に大きく貢献するものとしている。
なお同社は、この他に大型商用車向け電動駆動アクスル用に開発したレアアース不使用の電動モーターなどもIAAで披露する。