キリングループロジスティクス/「聖獣麒麟」トラック導入、ドライバーの誇り醸成目指す

2026年09月02日 10:27 / 経営

キリングループロジスティクスは9月1日、キリングループのシンボルである「聖獣麒麟」とKIRINロゴをデザインした「聖獣麒麟トラック」の出発式を、東日本支社湘南支店(神奈川県海老名市)で開催した。

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同社はブランドへの懸念から看板車を一度撤去したが、物流2024年問題やドライバー不足、高齢化が進む中、現場で働くドライバーの誇りやプロ意識の醸成、安全・品質向上、人を中心とした物流経営の実現を目指して再導入を決定。セレモニーでは全国の拠点から選抜された優秀なドライバー5名に対する表彰式も行われた。

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聖獣麒麟トラックを運行する5名に表彰状も贈られた

「聖獣麒麟トラック」は5台用意され、同社の子会社ケーエルサービス(KLS)に所属する300名超の中から、安全・品質の両面で特に模範になるドライバーとして選ばれた5名が運行する。車両は東日本2台、西日本1台、九州1台で、いすゞ・ギガ、三菱ふそうスーパーグレート、日野プロフィアのそれぞれ約14トン車。

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聖獣麒麟トラック

同社は、2010年頃からトラックへのロゴやデザインを廃し、無地のトラックで運行を行ってきた。今回、「聖獣麒麟」とKIRINロゴを導入することについて、キリングループロジスティクスの小林信弥社長は、キリンブランドを紹介するためではないと説明。「物流危機という状況の中、どうやってトラックドライバーの方に誇りを持っていただくか、また、ドライバーがいかに貴重な人材であるかということを、しっかりと社会に訴えかけたいという想いから検討を開始した」と背景を語る。

その上で、目的は3つ。まず1つ目は、高い安全・品質を体現しているドライバーに対して、日々の業務に対する誇りを実感してもらうこと。2つ目は、他のドライバーに目指す姿を明確にすることでグループ全体の安全・品質の向上につなげることだ。そして3つ目は、日々の安全・品質への取り組みを適切に評価・称賛することで、KLSで働く魅力の向上につなげることだとしている。

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キリングループロジスティクス 小林信弥社長

小林社長は今回の取り組みについて、「物流を支えているドライバーをいかに大切にしていくか、そして誇りを持って働く会社にできるかのチャレンジ」と評する。

物流は運んで当たり前、うまくいって当たり前、無事故無違反が当たり前。でも、それに至るまで、ドライバーがいかに綿密な準備をしてるか、努力をしてるかということがなかなか理解いただけない、と小林社長。「世の中の方はそれが当たり前だと思っているが、それでは誇りやプロ意識が芽生えない。そういったことに対して、ドライバーが世の中の人々の生活を支えてるんだということを伝えたい」と語る。

業界の課題である高齢化や人材不足に対し、DXや技術革新が進んでも物流の未来を支えるのは「人」だと小林社長。「そういうメッセージを提示していきたい」とし、ドライバーの重要性を見える形で表すことで、持続可能な物流の実現に取り組んでいく、と期待を述べた。

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聖獣麒麟トラックを運行する5名のドライバー

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