トーヨータイヤ/第7回トラック・バスタイヤ作業コンテスト開催、13名の選手が腕を競う
2026年09月14日 14:11 / イベント・セミナー
トーヨータイヤは9月9日・10日の2日間、群馬県トラック協会 群馬県交通運輸会館(高崎市)で「第7回トラック・バスタイヤ作業コンテスト」を開催、全国から集まった13名の選手が知識と腕を競い合った。
この作業コンテストは、2018年からスタート。「作業手順の標準化」、「サービスクルーの作業知識・作業スキルのレベルアップ」、「サービスエンジニアの育成」、「トーヨータイヤグループへの作業基準の徹底」の4つを基本テーマに実施しており、9日は基礎知識・安全知識・時事情報を問う筆記テストを、10日は作業の実技テストを行った。筆記テストは制限時間60分で100点満点、実技テストは制限時間30分で200点満点。筆記と実技の合計得点で競われる。
ドライバー不足等の背景から、運送業界では積載効率、輸送効率の向上を目指しており、結果として車両の稼働率は高まっている。一方で、ドライバーの拘束時間も限られる中、メンテナンス作業に割ける時間も減少し、整備や点検に充てる時間の確保が難しくなってきている、とトーヨータイヤジャパンの林 浩明営業本部生産財販売統括部長は指摘。
そのため専門事業者への外注化が進むものと予想されることから「メンテナンス業務を請け負うタイヤメーカーやタイヤショップには、安全性をしっかりと確保しながら、正確かつ丁寧なタイヤメンテナンスの提供が求められる」と説明し、作業コンテストの意義を述べた。
また、TOYO TIRE 品質保証本部生産財技術サービス部長の古川正人氏は、トラック・バス用タイヤの交換は、お客様の安全運行を守るための大切な作業とし、「そのため毎年研修およびコンテストの機会を設けて、技術の研鑽と意識向上を動機付けている」と説明。特に大きな問題となっている車輪脱落事故に対して、「作業コンテストやサービスクルー研修を通じてサービスクルーの知識と技術の向上を図り、事故防止に努めている」と同社の取り組みを紹介した。
今回の実技テストは、車両に異音が発生したため来店した顧客に対応するというもの。テストに用いられる車両は2台だが、異音の原因として1台はパンク、もう1台はホイールの割れが設定されており、選手はこれを発見してタイヤ交換を行う。作業終了後には、報告書に作業の内容を記載し、作業の増し締めを確実に行うための再入庫日を決めるところまで審査される。
第1回のコンテスト準優勝者で、審査員を務めたトーヨータイヤジャパン東日本販売統括部東京販売部の小野 浩氏は、今回のコンテストではコミュニケーション力を重視したと説明。
実技ではタイヤ交換をドライバー役に提案するのだが「ドライバー役は『ウチは今、経費削減しているので交換したくない』と回答するようにしている。それは選手には伝えていないので、その場で交換の必要性をどのように伝えていくか、今回の審査では見たかった」という。会話力や知識の引き出しの多さが求められるため、難易度としては「優しくない」コンテストになったようだ。
コンテストの結果は、トーヨータイヤジャパン東日本販売統括部山梨販売部の藤田博文さんが再優秀賞を受賞。藤田さんは「一緒に練習してきた仲間たちにお礼を言いたい。一緒に頑張ってきたことを忘れず、さらに現場に持ち帰り、つなげていく。それもまた我々の仕事だと思っています」とコンテストを振り返った。
今回が3度目の出場となったトーヨータイヤジャパン西日本販売統括部広島販売部の神尾英明さんはコンテストについて、「作業自体ができるのは当然で、そこにプラスにしてお客様の説明がある。その辺り、レベルが少しずつ上がってきている」とコメント。正確に安全に、丁寧に作業するのを目標にしているという神尾さん。今後は「それを自分のものにして、後輩やお客様に説明していきたい」と抱負を語った。
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