横浜ゴム/天然ゴムの持続可能性向上を目指すプロジェクトに参画、ファミマ店舗配送車にタイヤ供給を開始

2026年09月25日 14:32 / 経営

横浜ゴムは、天然ゴムの持続可能性に向けて伊藤忠商事が進める「PROJECT TREE(プロジェクトツリー)」に参画し、9月25日よりファミリーマートの店舗配送車向けにプロジェクト協賛タイヤの供給を開始した。

全国のファミリーマート店舗に配送するトラックに、「PROJECT TREE」の枠組みを活用して調達した天然ゴムを使用したタイヤを納入する。ファミリーマートの店舗配送トラックは全国で約3500台で、今後3年間で3000台に装着する予定。

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(左から)伊藤忠商事 生活資材部物資課 北村明彦課長、ファミリーマート 物流企画部 山田豊樹部長、横浜ゴム タイヤ国内リプレイス生産財営業部 今井英輔副部長

横浜ゴムの今井英輔タイヤ国内リプレイス生産財営業部 副部長は、「天然ゴムはタイヤの重量の約3割程度。他の部材と混ぜ合わせてしまっているので、目に見えて入っていることを(お客様には)ご理解いただけないのが少し残念」としつつ、 今回のプロジェクトについて「積極的に取り組みたい」とコメント。

横浜ゴムは、持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム(GPSNR)に創設メンバーとして参画するとともに、2021年9月には従来の「持続可能な天然ゴムの調達方針」を改定し、GPSNRの活動との連携を強化。また、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に取り組んでおり、その一環として天然ゴムをはじめとしたサステナブルな原料調達に向けた活動を推進しているが、「今回のPROJECT TREEへの参画を通じて、このSDGsの活動の幅をさらに広げていきたい」と述べた。

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「PROJECT TREE」の枠組みを活用して調達した天然ゴムを使用したタイヤを装着したファミリーマートの店舗配送トラック

「PROJECT TREE」は、天然ゴムのトレーサビリティおよびサステナビリティ向上を目指す取組み。天然ゴムは、世界消費量の約70%がタイヤに使用されており、社会インフラを支える重要な天然資源だが、その生産の多くはタイやインドネシア、コートジボワールなどの国々の小規模農家によって支えられており、森林保全、人権配慮、農業技術の向上、生活安定化など、さまざまな課題への対応が求められている。加えて、近年はサプライチェーンにおける環境・社会面のリスク管理や透明性向上の重要性が一層高まっている。

このような背景から「PROJECT TREE」では、インドネシアの天然ゴム生産者を現金インセンティブ、リスクアセスメント、教育活動など還元・支援を行ない、持続可能な天然ゴム生産を目指している。

ファミリーマートの山田豊樹物流本部物流企画部部長は、これまでトラックについては、安全かつエコな運転を物流会社を通じて取り組んできたが、製造や調達まで踏み込んだのは初めて、とコメント。「これまで我々があまり関与してこなかった生産、製造、調達、その製造プロセスや調達のプロセスのところにも、幅を広げてサステナブルな取り組みに進めてみたい」と期待を語った。

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