新明和/新中期計画を公表、特装車事業の営業利益3倍増目指す
2024年05月15日 13:40 / 経営
新明和工業は5月14日、2027年3月期を最終年度とする新中期経営計画[SG-2026]を公表した。
[SG-2026]は、2022年3月期にスタートし2031年3月期をゴールとする長期経営計画[SG-Vision 2030]のフェーズ2で、活動期間は2025年3月期~2027年3月期。成長戦略の実践による「拡大」期とし、特装車事業、航空機事業を「収益力強化事業」、パーキングシステム事業、産機・環境システム事業を「成長力強化事業」と位置付けている。
目標値は、売上高3200億円(24年3月期の実績に対し24%増)、営業利益180億円(52%増)。このうち特装車事業では売上高1322億円(32%増)、営業利益73億円(215%)が目標。生産能力の増強と高付加価値化による収益力の拡大や、海外事業の強化による事業規模の拡大、またストック事業の収益力拡大を事業方針として取り組む。
商品戦略は塵芥車・脱着車のシェアトップメーカーである強みを活かし、塵芥車のサブスクリプションサービス「G-SUB」を強化。対応台数の拡充や業界別メニューの提供などを通じ、特装車の効用提供型ビジネスをさらに拡大していくとしている。
またEVトラック、FC(燃料電池)トラックなど電動車対応も積極的に進める。多彩なシャシ、電源方式に対応するとともに多様な製品で電動化に対応するとしている。現在、既にEV、FCVの塵芥車の他、小型EVのリヤダンプトラックやテールゲートリフタ、脱着ボデートラックなどを展開しており、今後も業界をリードしていく。
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