横浜ゴム/4年ぶり開催「第6回トラック・バス用タイヤサービス技能コンテスト全国大会」、9名が接客・作業の腕を競う

2023年08月28日 14:36 / イベント・セミナー

横浜ゴムは8月25日・26日の2日間、静岡県沼津市で「第6回トラック・バス用タイヤサービス技能コンテスト全国大会」を開催した。

同コンテストは、横浜ゴムグループ全体に「安心・安全・正確・効率良く」を定着させ、高度なサービス技能のさらなる向上を目的に、2015年より開催。新型コロナの影響で20年から昨年まで開催が見送られたため、今回は4年ぶりの開催となった。

全国大会には、200名以上が参加した予選を勝ち抜いた9名が参加。1日目は商品知識や作業知識が問われる筆記審査が行われ、2日目は来店客の情報を正確にヒアリングし、標準作業に沿った各種作業ができているかを評価する接客・作業審査が行われた。

<会場の様子>

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なお接客・作業審査の想定は、フロントタイヤ(左右どちらか1本)に傷があり、バーストの危険性があるので1本交換するというもの。「接客」の主な審査項目は、車両のピット誘導・お客様のお出迎え・お客様情報の確認・積荷情報の確認・待合室への案内・空気圧点検・作業伝票作成・作業報告・送り出し。「実技」はジャッキアップ・取り外し・エアー抜き・空気充填・清掃作業・ナット締め・ジャッキダウン・点検作業など。前回まで接客審査と作業審査を分けて実施していたが、今回はこれを分けず、車両の受け入れから各種作業、送り出しまで一連の流れとして行い、より実際の状況に近いものとなった。

<タイヤ交換の実技審査。UDトラックスのクオン・トラクタを使用し、タイヤサイズは295/80R22.5。

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<お客様から正確な情報を聞き出し、また必要な情報を伝えているか審査される>

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結果はYTS双葉・タイヤガーデン湊の木下政彦さんが優勝。木下さんは「参加が決まってから、いろいろな方に応援していただきました。この場を借りて深くお礼したい」と喜びを語った。なお、準優勝はYNS九州・福岡店の横田修治さん、3位には中部タイヤセンター・西部営業所の菊田廉さんが入賞を果たした。

<左からヨコハマタイヤジャパン平田実副社長、YNS九州・横田さん、YTS双葉・木下さん、中部タイヤセンター・菊田さん、横浜ゴムタイヤ国内リプレイス生産財営業部・今井英輔部長>

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横浜ゴムTBR事業部長の湯本光行理事は「前回よりも、かなりレベルの高い戦いだった」と総評。「トラック・バス用のタイヤはプロフェッショナルの手を介さないと機能を果たさない商品。これからタイヤもセンシング技術が導入されてくるが、消費財より生産財が先に来る可能性が高い。これからはタイヤを交換するメンテナンスするという話だけではなく、電子機器やセンサなどもきちんとメンテナンスできるよう求められてくる。そういった時代にもしっかり対応できるヨコハマタイヤだと安心させてもらった。この技術を自分だけでなく、お店のスタッフにもしっかりと継承していただきたい」と今後への期待を語った。

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