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2023年10月23日 15:14 / イベント・セミナー
全日本トラック協会は10月21日・22日に第55回全国トラックドライバー・コンテストを開催し、西濃運輸 深川支店の伊藤圭将さん(4トン部門・東京都代表)が最優秀ドライバーに贈られる内閣総理大臣賞を獲得した。
<各部門優勝者:左から11トン部門・岡田さん、4トン部門・伊藤さん、トレーラ部門・山本さん、女性部門・藤本さん>
毎年多くのトラックドライバーが参加するこのコンテストだが、今年は都道府県トラック協会の地区大会を勝ち抜いてきた女性22名を含む139名が自動車安全運転センター安全運転中央研修所(茨城県ひたちなか市)に集まり、4トン(43名)、11トン(43名)、トレーラ(31名)、女性(22名)の4部門で腕を競った。
競技は、学科と実技の総合得点で競われ、配点は学科が400点、実技が600点。初日の21日は学科(法規、構造機能、運転常識)と実技(当日に指定された前輪タイヤの点検・市街地コース走行、隘路走行及び前進スラローム走行)を実施。
<実技競技の様子>
2日目の22日は実技のみだが、難易度が上昇。課題走行は後退でのスラローム及びS字バックによる車庫入れ。4トン2分30秒、11トン3分、トレーラ3分30秒の競技時間内に、後進スラロームからそのままクランク状にバックして指定された停止位置で車両を止め、車両左側と後方で停止板・側方板からの距離を計測する。指定位置から離れている距離に応じて減点されるが、緊張もあって停止板や側方板に接触してしまう選手もあった。
<緊張の車庫入れ>
参加者全体の平均得点は、学科が337点、実技が543点、総合得点880点。その中で4トン部門で優勝した西濃運輸の伊藤圭将さんが、総合得点979点で総合優勝を果たし、内閣総理大臣賞を獲得した。
練習できる広い場所が会社になく、不安があったと伊藤さん。実技中も緊張したままだったというが、それも結果としてミスのない運転につながったようだ。
<「うれしいけれど、まだ信じられない」と伊藤さん(西濃運輸)>
なお各部門の優勝者は、11トン部門が日本通運 神戸支店加古川事業所営業課の岡田 聡さん(兵庫県代表)、トレーラ部門は住化ロジスティクス 愛媛事業所運輸部輸送課の山本英司さん(愛媛県代表)、女性部門は日本通運 京都支店ロジスティクス営業部京都中央事業所鉄道コンテナ課の藤本小梨絵さん(京都府代表)。
また中小企業に所属するドライバーの中で、最も優秀な成績を収めた選手を表彰する国土交通大臣賞は、トレーラ部門で優勝した山本英司さんに、シニア(50歳以上)のドライバーのうち最優秀者に贈られる全日本トラック協会長特別賞は、バンテックイースト太田営業所の本多健二さん(トレーラ部門・群馬県代表)が獲得した。