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2024年09月27日 11:53 / 経営
独ボッシュは、ハノーバーで開催された商用車見本市「IAA TRANSPORTATION」で、2035年までに新型トラックの3台に1台がEVとなり、10台に1台が燃料電池車になるとの予測を公表した。
ボッシュのモビリティ事業は好調に推移しており、2029年までに全世界で800億ユーロ超の売上高が目標。モビリティ事業のうちトラックとバンが売上の4分の1を占めており、目標実現には大型車両事業が重要な領域といえる。
ボッシュの取締役会メンバー兼モビリティ事業セクター統括部門長のマルクス・ハイン氏は「今後数年間は、世界的な貨物輸送の継続的な成長と、商用車の代替パワートレインへの切り替えが同時に進むことで、ボッシュの事業がさらに急成長すると予測している」と説明。この市場拡大とパワートレインの移行に対応するため、ボッシュは商用車向け事業を2025年に再編する予定としている。
なお、代替パワートレインについては、全方位で取り組んでいる。地域や用途によって最適なソリューションが異なるとしており、バッテリー、燃料電池、水素エンジン、合成燃料の開発を進める。また内燃機関についても効率をさらに向上させる。
一例として、中国では重量18~49トンの大型商用車向けに、モーター、トランスミッション、クラッチアクチュエーター、インバーター、ディファレンシャルギアを一体化し、EVと燃料電池車の両方に適したeAxleの量産を開始。インドでは、水素エンジンを搭載したテスト車両に、燃焼噴射システム、センサー、タンクバルブ、ソフトウェアを含むコントロールユニットなど、水素エンジンでの駆動に不可欠なコンポーネントを供給している。また米国では、商用車への燃料充填をより簡単かつ迅速にするクライオポンプを開発中。2025年にはカリフォルニアで稼働する予定だが、わずか10分で1000kmの走行に必要な水素を充填できるという。
さらに、ネットワーク化サービスやフリート管理向けソリューションの増加に対応し、商用車も乗用車同様にアップデート可能であることが重要になると説明。今後、適切なソフトウェアソリューションとサービスを幅広く提供していくとしている。