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2024年11月01日 14:48 / 経営
国土交通省は11月1日、トラックGメンを「トラック・物流Gメン」へ改組・拡充し、総勢357人(200人増)規模で対応する。
倉庫業者からもトラック事業者に対し違反原因行為をしている疑いのある悪質な荷主等について、情報収集する。
体制については、現行162人のところ、地方運輸局等の物流を担当する部署の職員29人と、各都道府県のトラック協会が新たに設ける「Gメン調査員」166人を追加し、総勢357人に拡充する。
また11月、12月をGメンによる集中監視月間とし、プッシュ型の情報収集等を実施。適正な取引を阻害する疑いのある悪質な荷主等に対する監視を強化する。
荷主、元請事業者等に対し、トラック事業者が関係法令を遵守して事業を遂行することができるよう荷主等が配慮することの重要性について理解を得るための周知・協力要請等を行う。
昨年7月に発足したトラックGメンは、荷主等に対して1,000件超の是正指導を行うなど、着実に成果を挙げてきている。しかし、荷待ち時間の削減等にあたり、倉庫業者の取組みは寄託者である発・着荷主の協力が必須であり、サプライチェーン全体の取引環境を適正化するために倉庫業者からの意見聴取や情報収集も必要なため、「トラック・物流Gメン」への改組・拡充となった。