日野/ダカールラリー2025が1月3日開幕、34回連続完走目指す
2024年12月25日 15:27 / イベント・セミナー
日野自動車は、1月3日にスタートするダカールラリー2025に、「日野チームスガワラ」として参戦する。
<参戦車両>
ダカールラリー2025は中東サウジアラビアで行われ、1月3日に南西部のビーシャでスタート後、1月17日にシュバイタでゴールする15日間の戦いとなる。SS(競技区間)は5115km、総走行距離は7759kmで、前回大会より競技区間が500km長く設定されている。
日野は1991年に参戦開始。前回大会まで33回連続完走を達成している。2025年大会では、HINO 600シリーズをベースに、配管経路や部品の見直し・強化といった車両の改善を実施。また、予防整備の徹底や人数と時間を要する整備が重ならないよう整備体制の見直しを行い、走り続けるための信頼性向上を図っている。
開発責任者の技術統括部ダカール・チャレンジグループ土屋拓麻氏は「日野自動車がダカール・ラリーに参戦する意義は、お客様の車の稼働を止めないトータルサポートを体現することであると考えています。今年の車両はエンジンの出力向上に加え、整備性の改善も行い乗員やメカニックの負担軽減を図ることで好結果に繋がるよう開発しています」とコメントしている。
ドライバーはチームスガワラの菅原照仁さん。ナビゲーターは社員選手として日野自動車の望月裕司さんが搭乗、望月氏はメカニックも兼任する。またチームマネージャーを日野自動車の門馬孝之さんが務めるほか、販売会社から青森日野自動車の柏谷壮一郎さん、南関東日野自動車の邵相権さん、長野日野自動車の上原智史さんの3名がメカニックとしてチームに帯同する。
■参戦車両 主要諸元
ベース車両:HINO 600シリーズ
車両重量:8,310kg
エンジン型式:A09C-TI(ターボインタークーラー付き)
エンジン形式:ディーゼル4サイクル直列6気筒
排気量:8.866L
エンジン最高出力/回転数:816PS /2,800rpm
エンジン最大トルク/回転数:250kgm (2,415Nm)/1,400rpm
燃料タンク容量:800L
駆動方式:フルタイム4WD
トランスミッション:AT(前進6速・後退1速)
トランスファー:Hi-Loレンジ切替付、センターデフロック付
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ:XZL 14.00R20
空気圧調整システム:4輪独立制御
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