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2025年06月12日 17:03 / 経営
ルノー・トラックとキューネ・アンド・ナーゲル、P&Oフェリーズの3社は、ドーバーからカレーまでフェリーでイギリス海峡を横断する貨物輸送に大型EVトラックを初投入した。
<フェリーで英仏を往復したルノートラックの大型EVトラック「E-Tech T」>
使用した車両はルノー・トラックの40トン大型EVトラック「E-Tech T」。英国ダービーシャー州をスタートし、フェリーで海峡を横断、フランス・アミアンにあるキューネ・アンド・ナーゲルのデポまで荷物を運んだ後、再び荷物を積み込み英国に戻った。往復総距離は1100km。
このミッションは、国際航路における電気トラックの運用可能性を実証し、貨物輸送の脱炭素化への可能性を示すもの。また、英国と欧州本土の間では、フェリー輸送が電気大型貨物車(HGV)にとって法的に実現可能で、安全なルートであることも証明した。
なおフェリーには、P&Oフェリーズの最新ハイブリッド船であるP&Oリベルテ号を使用。この船は、同じ航路の従来のフェリーよりも二酸化炭素排出量が40%少なく、全体的な二酸化炭素排出量の削減に貢献している。
これまで、このフェリー航路を貨物輸送する大型EVトラックはなかったが、この航路の実現可能性を証明することで、EVトラック技術への信頼を高め、より広範な導入を促し、持続可能な輸送車両への移行を加速させることを目指している。ドーバー・カレー航路は英国と欧州間の貿易にとって重要な動脈であり、今回の成果は、近い将来、脱炭素化された貨物回廊としての可能性を示している。