T2/レベル2自動運転トラックによる実証をネスレ日本と開始、関西からネスカフェを輸送
2025年12月10日 16:32 / 経営
T2とネスレ日本は12月10日、自動運転トラックを活用した物流の実証実験を開始した。T2のレベル2自動運転トラックを使用し、ネスレ日本の姫路工場(兵庫県姫路市)から関東地方への長距離輸送を行う。実証は2026年8月までの期間に計4回実施される予定。
ネスレ日本は、これまでインスタントコーヒー「ネスカフェ ゴールドブレンド」の輸送について、貨物鉄道や船舶を活用する「モーダルシフト」を推進してきた。しかし、物流業界で進むドライバー不足への対応が急務となっていることから、T2が目指す「レベル4」自動運転トラックによる幹線輸送サービスの導入に向けた実証に参画し、次世代の物流システムへの転換を図る。
今回の実証では、ドライバーが乗車しつつハンドルを操作しない「レベル2」自動運転トラックを使用し、姫路工場から千葉県野田市の物流拠点まで、「ネスカフェ ゴールドブレンド」(瓶、つめかえパック)を輸送。また神奈川県の物流拠点(神奈川県横浜市中区)から兵庫県の物流拠点(兵庫県西宮市)まで、「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセルを輸送する。
<実証で輸送する「ネスカフェ ゴールドブレンド」(瓶、つめかえパック)>

姫路工場から千葉県の物流拠点までは約640km。このうち名神・高槻JCTから東名・綾瀬スマートICまでの約430kmでレベル2自動運転を行う。また神奈川県の物流拠点から兵庫県の物流拠点までは約500kmで、このうち東名・綾瀬スマートICから名神・西宮ICの約450kmでレベル2自動運転を行う。
また、この実証では環境負荷を軽減するための新たな取り組みも進められる。廃食油や廃動植物油脂を主な原料とする「リニューアブルディーゼル」を伊藤忠エネクスから、軽油にバイオディーゼル燃料を5%未満混ぜた「B5軽油」を宇佐美鉱油および三和エナジーからの供給を受け、自動運転トラックの燃料として試験利用を行う。これにより、持続可能な物流の実現に向けた具体的な取り組みを推進する。
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