日野/事業系ごみ収集の業務品質向上と効率化を実現する新機能を追加
2024年10月02日 10:48 / 施設・機器・IT
日野自動車は10月1日、ごみ収集業界向けソリューション「GOMIRUTO(ごみると)」に、「タスク管理サービス」を追加した。
「GOMIRUTO」は、今年4月に提供を開始したごみ収集に特化した作業車両の動態管理サービス。ごみ収集車両の位置情報を取得し、走行ルートを地図上にリアルタイムで記録することで、あらかじめ設定したルートと実際の走行ルートの対比や、未収集のエリアを可視化、現場と管理者の迅速かつ正確な情報共有を可能にするもの。
一方、事業系ごみの収集運搬では、ごみの種類や量に基づいて料金が定められる場合が多く、顧客別・品目別の収集量を早く正確に把握する必要があるが、多くの収集現場ではそれらの情報を紙のリストに記入しており、記入の手間や事務所での入力ミスなどが課題。今回追加した「タスク管理サービス」は、顧客ごとに定められた作業内容や収集量、その日の訪問リストといった”収集タスク情報”の記録と伝達を支援する機能で、”収集タスク情報”を紙への記入からタブレットでの入力、またはごみ収集車両に搭載された重量センサーとの連携による自動入力に置き換えることで、これを解決する。
また収集現場で入力された情報は、事務所や他ドライバーにもリアルタイムで共有されるため、情報待ちによる事務作業の停滞や手作業による入力ミスを解消するとともに、ドライバー間の相互応援も促進し、事業系ごみ収集全体の業務品質向上と効率化が実現できるとしている。
このサービスを導入した江栄では、「事業系ごみ収集における適正な廃棄物処理には、正確な情報の記録と迅速な伝達が不可欠です。日野のタスク管理サービス導入により、現場で入力されたデータを事務所や他チームとリアルタイムで共有し、情報の一元管理や業務全体の効率化と精度向上が実現できました。当社の持続可能な運営をサポートしてくれるツールとなっています」(佐竹専務取締役)と高評価。
さらに「廃棄物の収集運搬業務が効率化されてスムーズに進むようになりました。当社の基幹システムと連携させることで廃棄物の分類や記録作業が半自動化され、以前のような入力ミスもほとんどなくなったことが特に助かっています。また法令に従った処理も確実にできるのでコンプライアンス面でも安心できます。環境管理の効率化を目指す企業には、ぜひおすすめしたいシステムです」(久保事業部長)と述べている。
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