福島県トラック協会は7月24日、桜の聖母短期大学(福島市)とコラボレーションした「ドライバー応援映えコラボドリンクプロジェクト」求評会を開催した。
<ドライバー応援映えコラボドリンクプロジェクト求評会>

出典:福島県トラック協会ホームページ
これまで、ドライバーの健康支援の一環として、桜の聖母短期大学生活科学科食物栄養専攻の学生と連携し、熱中症対策ドリンクの開発に取り組む「ドライバー応援映えコラボドリンクプロジェクト」を進めてきた。
<コラボドリンクの一例>

求評会では、最初に、桜の聖母短期大学の梶谷教授から「熱中症の基礎知識と予防法」に関する講義が行われ、ドライバーが日々直面するリスクや、栄養学的な予防の視点について学びを深めた。
その後、学生7名が考案した全7種類のドリンクの試飲とプレゼンテーションが行われた。各ドリンクは、熱中症対策に必要な塩分・ミネラル補給や思わず写真に撮りたくなる“映え”デザインなど、視覚的な工夫が盛り込まれ、参加者のドライバーからは「色鮮やかでキレイ、実際に作ってみたい」「さっぱりしていて飲みやすい」といった高評価が寄せられた。
<求評会の様子>

福島県トラック協会の佐藤信成会長は、「学生ならではの柔軟な発想が随所に感じられ、どのドリンクにも驚きがありました。何より、ドライバーのことを真剣に考えてくれたことに心から感謝します」と講評した。
桜の聖母短期大学坂本真一学長は、「学生たちにとっては難しく苦労したテーマだったかもしれません。実社会との関わりを通じて、運送業界の実情や健康課題への理解が深まる、非常に意義のある学びの機会となりました。今回の取り組みが、ドライバーの皆さまの健康管理に少しでもお役立ていただけたら幸いです」と述べた。
求評会は、桜の聖母短期大学の調理実習室で開催し、福島県トラック協会11名、桜の聖母短期大学10名が参加した。今後、学生たちが作成したオリジナルドリンクのレシピは、広報誌わだちや協会ホームページの特設ページ等でも紹介する。
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