特定技能ドライバー/GBtechnologyがネパール人ドライバー4名を採用

2025年11月11日 15:19 / 労務

EC物流サービスのGBtechnology(ジービーテクノロジー、東京都渋谷区)は、人材サービスのアズスタッフ(東京都新宿区)と連携し、10月9日にネパール在住の特定技能ドライバー4名を現地面接で採用した。

<内定通知書を受け取るGIRI MANI RAJさん>
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GBtechnologyは積極的な外国人雇用を行っており、荷物の仕分け業務・翻訳通訳において、ネパール33名、ミャンマー4名、インドネシア6名、中国3名、ブラジル1名、スリランカ5名を技能実習生などで受け入れ中。

今回のネパールでの面接には、GBtechnologyの倉持隆 運行管理課課長が参加し、直接面談とマイクロバスを使った運転試験を実施した。

倉持氏は「面接においては非常に良いと思った。日本と交通事情がかなり違うため、日本に入国する前の現地の教育(運転実技・学科等)が非常に大切に思う。日本の法律や特に人身事故や重大事故を起こした場合の罰則等を教える事が重要に感じた」とコメント。

また「ドライバーの人員不足・今後においても採用する予定、受け入れにあたって発生する諸経費についての課題があるため、紹介会社とも協議し今後の展望を考えていきたい」という。

<対面面接の様子>
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特定技能ドライバーになるためには、日本語評価試験(N4/日常会話レベル)の合格と自動車運送業特定技能評価試験(筆記試験)への合格が必須。しかし、日本語評価試験(N4)の学習に約5~6カ月、技能評価試験の学習に約1カ月間、そこから入国に向けたビザ手続き等に3~4カ月の時間を要するため、企業が特定技能ドライバーを採用する際は、入国までに約1年程度かかるといわれている。

今回採用した人材に関しては、すでに日本語能力試験(N4)、技能評価試験の2つに合格をしているため、入国手続きのみで最短3カ月での入国が可能な人材。アズスタッフはこのような、入国までに必要な教育を既に終え、3カ月程で入国させることができる人材を多数抱えることにより、他社との差別化を図っているという。

ネパールはハンドルや道路の走行方向が日本と同様で、ドライバー経験のある人材が非常に多い。このためアズスタッフではネパールを選定し、教習指導員の国家資格を有する日本の元自動車教習員を現地に常駐させ、学科教習40時間、実技教習40時間 合計80時間の交通教育を入国までに実施している。

<実技講習の様子>
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現在は教育を終えて内定を待っている候補者が多くいるため、引き続き同様のスピード感での入国を実現させることが可能。また並行して新規の候補者も時間をかけて育成をしているため来年、再来年以降の需要にも応えられるように準備を進めている。

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