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2023年06月19日 14:01 / 施設・機器・IT
インターサポートは、同社のスキャンツール「G-SCAN Z」が日本自動車機械工具協会(JASEA)より、2024年10月開始予定のOBD検査に必要な検査用スキャンツールとして、6月12日に型式認定されたと発表した。
<G-SCAN Z>
24年10月に開始予定のOBD検査は、自動車に搭載される車載式故障診断装置(OBD)の自己診断機能を利用した新しい検査。対象車は2021年10月1日以降の新型車(乗用車、バス、トラックで、対象となる機能は運転支援装置(ABS、横滑り防止装置(ESC)、ブレーキアシスト、自動ブレーキ。車両接近通報)、自動運転機能(自動車線維持、自動駐車、自動車線変更など)、排ガス関係装置など。
これらの先進機能に不具合があると、自動車のコンピュータ(ECU)に故障コード(DTC)が記録される。一方、自動車メーカー側は、保安基準となるDTCを「特定DTC」として提出し、この情報は自動車技術総合機構で管理され、OBD検査用サーバーに蓄積される。
検査の際は、自動車からDTCをスキャンツールを通して読み取り、サーバーのデータと照らし合わせて特定DTCに適合するかの確認を行うが、この時、特定DTCを検出した場合は、不合格となる。このため今後、車検と共に行われるOBD検査には「検査用スキャンツール」を使う事が必須となる。
今回型式認定された「G-SCAN Z」は、計33メーカーに対応する外部故障診断機「G-SCAN」の性能を受け継ぎつつ、スマートフォンのよう操作感を実現。最近多い外国人整備士も使いやすくなる英語切り替え機能もあるほか、さらに作業車両と有線接続するため、これまでのスキャンツールと同様の作業ができ、機器の充電も可能となることから、より現場に近い整備士に寄り添った機器だといえる。