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2024年01月25日 15:37 / 経営
日野自動車は1月25日、中国の自動車大手である広州汽車集団(以下、広汽集団)との合弁会社「広汽日野汽車」(以下、広汽日野)の持分の一部を譲渡し、出資比率を4.83%に引き下げると発表した。
広汽日野は2007年に設立。大型トラック「HINO700シリーズ(日野プロフィア)」の生産などを行っているが、新エネルギー車を中心とした事業形態への変革を図るため、広汽集団主導での事業運営とすることで合意したとしている。
現在の出資比率は広汽集団が50%、日野自動車が50%。日野は広汽集団に39.72%を譲渡、また広汽日野の経営陣と幹部社員による持株制度の運営を目的とする会社に5.45%譲渡することで、出資比率は広汽集団が89.72%となる。
この株式譲渡に関連する事項は、中国当局の承認が必要となるが、持分譲渡後、日野が受領する譲渡代金全額を広汽日野株主が持分比率に応じて引き受ける広汽日野の増資の払込みに充当する。
譲渡価格・増資額は約7億円。
これにより広汽日野は持分法適用外になるが、日野は少数株主として、広汽日野をサポートし、今後も継続して日野ブランド車およびアフターサービスを中国市場に提供していくとしている。