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2024年05月28日 11:27 / 施設・機器・IT
住友ゴム工業は5月27日、山梨県とグリーン水素による脱炭素化等に係る基本合意書を締結した。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受け、山梨県が進めている、グリーン水素の製造・利用プロジェクト「やまなしモデルP2Gシステム」を、乗用車およびトラック・バス用タイヤを製造している住友ゴム白河工場(福島県白河市)に導入する。
「やまなしモデルP2Gシステム」は、再生可能エネルギー由来の電力から水素を製造し、水素を熱エネルギーとして利用することで脱炭素化を実現する技術。白河工場は「脱炭素グランドマスター工場」として、P2Gシステムから製造される水素、配達水素、系統電力、場内太陽光発電及び既存燃料の5つのエネルギーを調和させ、タイヤ製造工場の脱炭素化を実現する。
実証は2025年初頭までに行う予定。
なお白河工場は2021年8月から2024年3月まで、NEDO助成事業として支援を受け、タイヤ製造における水素エネルギー活用の実証実験を実施。2023年1月に、水素エネルギーと太陽光発電を使用した製造時(Scope1,2)カーボンニュートラルを達成した量産タイヤ生産を開始し、安定稼働の確認を進めている。