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2024年08月02日 14:04 / 車両・用品
メルセデス・ベンツ・トラックは、開発中の大型EVトラック「eアクトロス600」で行っていた欧州全土を周る公道走行テストを、このほど完了した。
総重量40トンの2台のeアクトロス600(プロトタイプ)で実施したこの走行テストは、6月11日にドイツを出発後、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーと北上。6月末からは南下し、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、チェコ共和国、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、クロアチア、スロベニア、イタリア、フランス、スペインを通過。その後、再び北上しポルトガル、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを経由してドイツに戻った。
合計22か国、45日間に渡って行われたこの走行テストの総走行距離は、1台が1万5269km、もう1台が1万5939km。eアクトロス600は一充電で500kmを走行できるが、充電はすべて公共の充電ポイントのみで行われた。なおeアクトロス600は、欧州の充電規格である最大400kWのCCS充電に対応しているのに加え、将来的にはメガワット充電にも対応するという。
公共インフラでの充電に関して、メルセデス・ベンツ・トラックのグローバルテスト責任者クリストフ・ウェーバー氏は綿密な準備と計画が必要としながら「充電スタンドでの経験は、場合によっては大きく異なっていたが、バッテリーEVによる長距離輸送が実現可能であることが明らかになった」とコメントしている。